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ネットの世界ではちょっとした有名人で、「日本一有名なニート」と称されているPHAさん。現在は「会社員」というステータスを捨て、定職にも就かずニートとして生活を送っている。
今回は、 そんな彼が書いた著書の内容を簡単にまとめましたので紹介します。
ネットがあれば生きていける
ネットがあれば仕事を辞めても何とかなるだろうと思うことができたのはtwitter とプログラミングの2つの影響が大きい。
心の中で次の3つの条件を満たせたら仕事を辞めても何とかなるという基準があった。①人とのつながり。会社に行かなくなった場合、まったく人とのつながりがなくなってしまったらきついだろうと思った。ニートでも最低限の他人とのつながりは必要。 twitter やブログをやっていればなんとでもなる。
②暇つぶしにやること。まったく一日中手持ち無沙汰なのも虚しくなる。とりあえずインターネットさえあればブログで記事を書いたり、プログラミングで web サービスを作ったりして退屈せずに遊んでいられると思った。
③最低限のお金。仕事をやめた時点で活発にブログを書いたり web サービスを公開していたせいで、そこに貼った広告から月収が5000円ほどあった。当時は本格的にやれば月に数十万円ぐらい入ってくると考えていた。実際にはネット経由で入る収入は今でも月7、8万円。
この中でも一番大切なのは人とのつながり。結局人との繋がりが充実していればあとの2つは自然に後からついてくる。
ニートの生計
仕事を辞めてからしばらくは貯金を切り崩しながら暮らしていたが、貯金は2年くらいでなくなった。現在の収入源として主なものはブログやサイトに貼ったアフィリエイトからの収入。
一旦設置するとあとは時々サイトを更新するだけで、放っておいても収入になるので楽。あとはブックオフで買ってきた本をネットで売るせどりや、ライター単発のバイトなどを毎年年収は80万円くらい。
シェアハウスの管理人をすることで家賃を安くすませ、食事は自炊中心。服はほとんど買わない。生活用品は百均で大体揃う。音楽はレンタル CD屋で借りる。人と遊ぶときも家で飲み会やオフ会をやることが多いのでお金はあまりかからない。
悪い場所からは早めに逃げよう
人はそれぞれ性質が違うし向いている場所も違う。
世間で一般的とされているルールや生き方は、それが特に苦痛でない多数派の人向けのルールに過ぎない。努力が足りないのではなく適正が違うと考えるべきである。
ちゃんと学校に行ってちゃんと就職して真面目に働いて結婚して子供を作って育てるみたいなのに違和感を覚えない人は別にそれでいい。人はそれぞれ幸せになれる場所が違うけれどそういった世間で模範的とされている生き方になじめず悩んでいる人は、その人が悪いのではなく環境との適性が悪いだけ。
日本人は努力や頑張り、我慢を過剰に褒める傾向があり、それがこの社会の息苦しさをつくっている。仕事のために自分の人生を犠牲にするのはおかしい。悪い場所からは早めに逃げよう。
残酷な世界を生き延びるための成功哲学は次のたった2分にようやくできる「伽藍を捨ててバザールに迎え」「恐竜のしっぽの中に頭を探せ」
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