今回は仕事ができる人に見える方法をご紹介したと思います。
仕事ができるように見えるってなかなか難しくて、
なぜかと言うと「本当に仕事ができる」のと「仕事ができるに見える」
のはちょっと違うんですよ。
仮に皆さんの仕事能力が100だとしましょう。
仮に500を例えば70とか62しかしを見せれない人もいるし、
500を120とか130に見せる人もいるわけですよ。
つまり何が言いたいかっていうと、どうせ同じだけ仕事をするんだったら
仕事ができるように見えたり、評価されたほうが給料も上がりやすいし、
尊敬もされるわけです。面倒な仕事も回避することができます。
仕事ができる人にコピーとって頼まないじゃないですか?
当たり前ですけど、
大事なことをしている人のことを邪魔するのって結構難しいんですよ。
だから仕事ができるように自分を見せることによって、
特に職場とか仕事に関する面倒事からかなり解放されるんですね。
仕事ができるように見える人の特徴
じゃあこの「仕事ができるように見える人」っていうのはどういう特徴があるのか、結論から言うと、謙虚であることです。
自分の能力をアピールするのがうまい人がいいんじゃないか、と言われることがありますけど、心理学的にこれは完全に間違っておりまして、実は謙虚な人のほうが能力を高く見られるということが、科学的な研究でわかってるんです。
もとになる論文はロンドン大学ユニバレシティカレッジの研究になります。
そもそも人間は自分の能力をアピールしたりとか、自信満々でいることって特に意味がない、むしろマイナスなるってことがさまざまな研究でわかっています。
例えば自信満々になりすぎると自信過剰になると何が起こるかっていうと、自分に起こる事を下準備が不十分になっちゃったりとかして、良い結果が得られなくなったりとか、あるいは自信がありすぎて非現実的にあり得ないようなゴールを作っちゃうんですよ。無茶をするわけですね。
むしろ謙虚でいると何が起きるかというと、謙虚でいるからこそ
ちゃんと準備を行うことができるようになるわけですよね。
さらにさらに面白いことに、謙虚な人は謙虚だから周りにアドバイスを求めたり、とか他の業界の人とか、部下とか色んな人の意見を参考にして最も良い選択肢を選ぶことができるってことはわかってるんですよ。
ところが自意識過剰の人はどうなるかっていうと、
間違った選択をしやすいってことがわかってるんですよ。
さらに失敗した時に周りから人が離れていくのが自信過剰な人、逆に失敗した時こそ周りから人が集まってきてくれるのが謙虚な人なんです。
つまり自信過剰であるほど、自信満々であることって
殆どメリットないということが結論です。
でさらにですね、謙虚であることによって色んな得がありますよ、
でその中の得の一つに実は能力が高く見えるという面白いデータが出てます。
でまぁ当たり前なんですけど、
とはいえ別に自分を卑下する必要はないんです。
具体的なデータや、こういうことで成果が上がりました、
みたいな数字とか現実的に自分がやった事を伝えるのはいいんですよ。
それ大きく見せたりとか、どうだすごいだろっていう人はないわけですね。
例えばお金を持っている俺凄いだろ、とか高級車乗ってる俺すごいだろうとか。
現実的にどういうことをしてるのか、何を成し遂げたのか、というデータとして伝えることがすごく大事でそれ以外に関しては謙虚さを表すことがすごく大事です。
それで褒めてくれた時に、「いやでもたまたまですよ」とか「あっこの人、謙虚なんだな」っていうふうに思わせるような言動をするところがポイントになります。
でこうするといろんなこと、例えば人間関係も良くなります。
何でかっていうと自信満々な人ってウザく感じることありますよね?
これ当たり前ですけど、これなんでかと自信満々な人っていうのは、
自分が成功してるすごいなってことをアピールしますよね?
そうすると相手の自尊心を傷つけちゃうんですよ。張り合いたくなるんですよ、人間って。自分のプライドを守るために。
ところが謙虚な人に対しては、このプライドを発揮する必要がないから、
仲良くなれるわけです。
実際ロンドン大学バーシティカレッジの研究によると、自分のスキルとか能力に対して謙虚さってを相手に示してあげると、面白いことにその自分が持っている能力とかスキルに対する評価が平均して1.2倍から1.3倍になるとことがわかってるんです。
ですのでこの謙虚な姿勢を常に保つということが、実は高く能力も評価されるし、人間関係も良好に保てるし、良いことだらけなわけです。
実際に私は経営者を見るときにも、自信満々な経営者とはお付き合いしないようにしています。
ジムコリンズって人が30年に渡って、「経営者が謙虚である」場合と「派手な言動をするような自信満々の経営者」とどっちの方が会社の業績が上がるのかという研究をしたところ、派手な言動をする人に仕切られるよりも、謙虚であまり自分から凄い凄いみたいなことを言わない経営者に仕切られた方が会社の業績もあがるって事が、ジムコリンズの研究でわかってるんです。
さらに他の研究もありまして、メンバーの人たちが積極的なのかそれとも消極的なのかによって、上に立つべきリーダー像が変わってくるんですけど、スタッフがあまりやる気がない消極的なタイプの場合は、イケイケドンドンな外交的な経営者、リスクを取るみたいな感じの経営者が上に居いた方が、会社はうまくいくいきました。
消極的なメンバーで会社を回すためには上が相当ワンマンで引っ張ってあげないといけないわけですね。
じゃあ一方本当に優秀なメンバーが集まった、みんな個性があって、それぞれできることがある、こういうふうにほっといても自分たちで成功するような人たちとチームでやる場合っていうのは、実はトップには内向的なリーダーで謙虚なリーダーが立った方がいいんです。
なぜかっていうと全員素晴らしい能力があればそれを生かすために聞かないといけないわけですよね。ところがこれがイケイケどんどんのリーダーだと「俺の判断が一番だ」って言っちゃうわけですよ。
でこうすると、みんな能力は発揮されず、
優秀な人材は出て行ってしまうんです。
そういう意味で言うとやっぱり謙虚であることって、
有効な手段なんだろうなというふうに思います。
ところがやっぱりリーダー像としてはやっぱり「成功しました」「俺は成功したんだ」ってことを声高に言うので外交的でイケイケドンドンな自信満々なリーダーの方が成功してるように見えるんですよね。
でも実際はそんなことないよって研究でした。
ぜひ皆さん謙虚にこつこつやっていきましょう。