【名著】自分の中に毒を持て【要約/岡本太郎】

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今日は芸術家である岡本太郎さんの
「自分の中に毒を持て」を解説していこうと思います

自分の中に毒を持て<新装版>

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岡本太郎さんは「太陽の塔を作った人」で有名です。
作品は当時日本でバッシングを受けたんです。
今では大阪のシンボルになっています。

たしかに何かよくわからないけど一度見たら忘れられない作品ですよね。
でもなんであんなに分かりづらい作品も作ったんだろうか。

それは岡本太郎が、
人の目を気にせずに自分を貫くことを大切にしていたからだ。

今回の記事を最後まで読めば、
本当に生きるというのはどういうことなのかのヒントが得られるはずだ。

辛い道を選べ

岡本太郎は
「楽な生き方を選ぶということは、本当に生きたことにはならない」
考えていた。

あえて辛い道を選べってことだ。

死に対面することほど生を実感できることはないだろう?

例えば事故や病気になれば命や人生の大切さを実感できるように、
生きていると感じるためには、
ある意味この先どうなるのか分からないという
危険な道を選ぶ必要があるわけだ。

だから危険かもしれないけど、
惹かれる道を選ぶことが本当に生きることだと考えているんだ。

そもそも誰もが2つの道の前に立たされている。

一方はすでに安全約束された道。
そしてもう一方は何か危険を感じるけど惹かれる道だ。

ここでみんな必ずと言っていいほど安全な道を選んでしまう。
自分を押し殺して友達や親先生がおすすめする、
安全で間違いのない道を選ぶ。

就職活動でもそうだろう。
多くの就活生が周りの人が評価してくれる、
有名で安定した企業に入ることを目指している。

でもそれだと先生や親の人生を生きているだけで、
自分の人生を生きていることにはならない。

そして数年後には俺は食うためにこんな仕事をしているが、
本当はもっと別の生き方があったはずだ、と悔いている。

こうならないためにも、危険かもしれないけど惹かれる道を選べ、
と言っているんだな。

考えてみてほしい。

そもそもなんで安全な道と危険な道で迷うんでしょうか?
もしただ生活することだけを考えるのなら、
安全な道を選んだ方が良いに決まっている。

安全の道と危険の道で迷うのは本当は危険な道に行ってみたいからだ。
挑戦してみたいと心が燃えているからだ。

でもそれだとこの先どうなるのか分からないから怖いんですよ。
怖くて仕方が無いから安全の道を選ぶんです。

岡本太郎はこう言っている。
「そんな自分を敵だと思って戦え」と。

自分を貫くということは、必ず周囲の人間や常識、
自分自身とぶつかり合わなければならない。

つまり自分が最大の味方であり、敵なんだ。

最初に言った、
「死に対面することほど生を実感できることはない」と。

最近退屈だとか、なんだか生きている感じがしないと感じている人は、
無意識に安全な道を選んで、自分を甘やかしているんだ。

自分に負けて周りに流されて生きている。
だからいつまでたっても生きていることを実感できないんだ。

人生をかけてやってみる

「自分の夢に人生をかけて取り組むことこそが本当に生きるということだ」
と岡本太郎は考えている。

だが実際は挑戦もしないで夢をあきらめている人が多い。
「自分はダメだとか自分なんてどうせ」とかいって
自分で自分の情熱を抑え込んで安全な道を選ぼうとする。

だが親の顔色を伺って就職して、安定を選んだところで、
それで本当に自分の人生を生きたということなるだろうか。

それだとただ親の人生をなぞるだけになってしまう。

そんな人生に責任を持てるか?持てないですね。

自分の生きる筋は誰にも渡してはならないんだ。

もちろん失敗して、あの時、両親の言うことを聞いておけばよかったと、
悔やむこともあるかもしれない。

でも失敗を恐れてはいけない。

そもそも99%の人は成功なんてしないんだ。

そう思うとますます挑戦しづらいかもしれないが、
「挑戦したうえでの不成功者」と「挑戦を避けたままの不成功者」
とでは天と地ほどの違いがある。

挑戦した人は夢を全力で目指して失敗したから、
未練がないスッキリしているものだ。

だが挑戦しなかった人はいつまでも未練を残すことになる。

もし夢を追っていたら俺の人生はどうなっていたかな、
ということを一生考えながら毎日を過ごすことになる。

挑戦を避けた奴に新しい人生などはない。未練の日々だけだ。

やりたいことを今すぐやってみる

あなたは何か命をかけてやりたいことはないですか?

やりたいことが何かわからないという人はとても多い。
人に相談したって意味がない。
誰もが何かしなきゃいけないと思っているが、
その何かがよくわかっていないんだ。

そんなときは何でもいいから、
ちょっとでも情熱を感じたらやってみることだ。

ちっぽけなことでもいいから、
面白そうだなと感じた方向にまっすぐ進んでいくんだ。

その見当もつかないのなら本を読むのがいい。
できれば人生や生き方を考えさせられるような本を読むことを、
岡本太郎はお勧めしている。

読書に疲れたらぶらぶらと歩きながら、
これから何をなすべきかを自分自身に問い詰めてみる。
それを繰り返していく

でも何をやっても続かない人もいると思う。
そういう人は、それでもいい。



三日坊主で終わってしまうんじゃないか、
なんて余計な心配はしなくていい。

ゲーム実況がしてみたいと感じたらやってみる。
ギターを始めたいと思ったらやってみる。
東大を目指したいのなら目指してみる。


周りから見たらなんであんなものに情熱をかけているんだ、
と思われるものでも、自分が情熱を持てるものが見つかると、
人生は楽しくなってくる。

もちろんそういうものがすぐに見つかるわけじゃない。
だから途中で投げ出してもいいから、いろいろ試してみることだ。

ただしその瞬間に命を懸けて挑むことだ。

ほらゲームも仕事も遊びも全部本気だから楽しいんだよ。
本気ってことは命をかけているって事だ。

どうでもいいって思いながら取り組んだら、全部つまらなくなる。
ただのお遊びではダメなんだ。

自分の存在や命を賭けて真剣に遊ばなければならない。

そういうものがないのなら探し続けることだな。

才能や自信はなくていい

周りを気にせずに情熱を感じたことをやれと言うと、
「でも俺才能ないし」とか「凡人だし」という人がいる。

「好きなことができるのは才能はある人だけです。
僕みたいな凡人は無理なんです」という人もいる。

だが岡本太郎はこう言っている
「才能がないから何もすることができない。そんなふうに言っている奴は
ただ才能を行動しない言い訳にしているだけだ。」

そもそも才能のある者だけがこの世で偉いわけじゃない。
歌が上手い奴が下手な奴より偉いわけじゃないし、
勉強の出来る人が勉強のできない人より偉いわけでもない。

才能のあるなしにかかわらず、
自分として純粋に生きることが大切なんだ。

何かに没頭することこそが人生だと言うんですね。

才能がないのなら努力で才能を凌駕してやると決意してみればいい。

才能はないけど勉強の時間なら誰にも負けないと決意してみればいい。

そうやって何かを決意するからエネルギーが噴き出してくるんだ。

才能がないならそれでいいと思うんだ。頭が悪いのならそれでいい。
それが自分だと思って、堂々と行動していくんだ。

情熱を持って何かできたか、できなかったのか、ただそれだけだ。

人の目を気にするな

当たり前だが人の目を気にしていたら自分を貫くことなんてできない。

周りは負け組だとか馬鹿とか、
変な人と勝手に決めつけてくることもあるだろう。

特に最近は sns があるから
周りからどう思われているのが気になって仕方がない人もいるはずだ。

だけど岡本太郎は、他人から嫌われようがそんなことは気にせずに、
ただ自分の信じていること正しいと思うことに、
脇目もふらず突き進めと言っている。

まあこれは言われたところで実際にできる人は少ないだろう。
それが出来たら苦労しないですよね。だってみんな自分が可愛いからな。

他人から褒められたいし、好かれたい。拒絶されたくない。


岡本太郎はそんな人達に対してこう言っている

「そうやってみんな自分を大事にしすぎている。この世の中で豆粒ほどの
ちっぽけな存在が、うぬぼれたり自分を見下したり、他人に合わせたりして
苦しんだりしている。そもそもちっぽけな存在なんだから相手に好かれよう
なんて思わずに、自分を貫け」と。

もし純粋に生きてそれで嫌われるのなら、それで結構だろう。

そもそも合わない人間と無理やり付き合う必要なんてない。
純粋に生きることこそが、人生の本当の生き方なのだと、
岡本太郎は考えているんだ。

こんな岡本太郎だからこそだ太陽の塔を作り上げることができたんだな。
その当時太陽の塔は不評だったらしい。

今では大阪のシンボルになっているが、太陽の塔は周りの人に合わせずに、
自分を貫くという岡本太郎の魂そのものだ。

もしよ世の中に合わせて作品を作っていたら、
とっくの昔に忘れ去られていただろう。

岡本太郎はこう言っている「相手に伝わらなくてもいいんだと思って
純粋さを貫けば、逆にその純粋さが伝わる」

未熟でいい

未熟ということはダメなことだと思っている人もいるかもしれない。

岡本太郎は「未熟であることは人間的であり、素晴らしいことだ」
と言っている。

未熟だからこそ頑張れるし、情熱を燃やせる。
その未熟さを埋めようと努力できるだろ。



つまり未熟は悪いことじゃないんだ。

なのに世間では皆その未熟さを隠して完璧な人間を演じている。
頭のいいふり、友達が多いふり、天才のふり、充実しているふり、
そして孤独じゃないふりをしている。

だがこの世の中に、完璧な人など存在していない。
そもそも完璧なんてことは、他人が勝手にそう思っているだけだ。

世の中の意味のない目安で、
他人が勝手に「未熟な人」だとか「完璧な人」だと
決めつけているだけだ。

そんなことを気にしてどうする。
本当に生きるということは、
「いつも自分は未熟なんだ」と思って平気で生きることなんだ。

人生に妥協しない

岡本太郎の考え方は今まで説明してきたとおりだ。

他人の目を気にせずに、自分を貫いて、危険な道をあえて選ぶ。
自分の意見を言い、やりたかったことをやり、情熱にかけてみる。

そうすると辛いことが多くなる。
批判されたり周りの意見と合わなくあったり、
仲間外れにされることもあるだろう。

それでも人生に妥協するな、と岡本太郎は言っている。

本当に生きるためには戦わなければならないんだ。

実際岡本太郎は小学1年生の時から嫌な先生と戦っていた。
先生の態度が我慢できなくて登校を拒否して
4回も転校を繰り返したこともある。

他にも大阪万博のシンボル太陽の塔を作った岡本太郎は高さ30メートルの会場をはるかに超える高さ70メートルの太陽の塔を作ることにした。

もちろん建築家やスタッフには反対されたが、
岡本太郎は一切妥協せず、結局会場の屋根をぶち抜いて
展示することになったんだ

人生に妥協しない。自分のやりたいことを徹底的にやる。
それは戦いである。
これが岡本太郎なルーツなんだな。

まとめ

危険だけど引かれる道を選べ

・挑戦を避けた奴に新しい人生などない

・人生をかけてやる

・やりたいことを今すぐにやってみる

・才能なんかどうでもいい

・純粋に生きることこそが人生の本当の生き方

・自分は未熟なんだと思って平気で生きる

・人生に妥協しない

ここにあることを全て真似することはできないだろうが、
いくつか人生にと入れてみてほしいと思う。

そして是非書籍を購入して人生のバイブルにしてほしいと思う。
下記から購入できます。良かったらどうぞ。

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