『死ぬこと以外かすり傷』【箕輪厚介】わかりやすい要約

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今回は箕輪厚介さんの著書「死ぬこと以外かすり傷」についてわかりやすく説明し、そこから学べることを伝えていきます。

死ぬこと以外かすり傷

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まずは箕輪さんのプロフィールについて説明していきます。箕輪さんは早稲田大学を卒業後2010年に双葉社に入社。広告部に籍を置きながら雑誌ネオヒルズジャパンを創刊し、アマゾン総合ランキング1位を獲得します。他にも見城徹さんや堀江貴文さんの著書の編集を担当し、その後幻冬舎に移籍します。

2017年にニュースピックスブックを立ち上げ、編集長として堀江貴文さんの「多動力」、ショールーム前田祐二さんの「メモの魔力」などの編集を担当します。

創刊1年で100万部を突破する記録をつくり、現在は約千人が在籍するオンラインサロン箕輪編集室を運営しています。従来の編集者の枠を超え様々なコンテンツを生み出している方です。

ストーリーを作れば商品は売れる

それではまず1つ目のお話をしていきます。ストーリーを作れば商品は売れるということです。今の世の中は便利なもので溢れています。例えば「超最先端の機能を持った冷蔵庫、ついに新発売」と言われても、もう十分便利な冷蔵庫を持ってるよ、という反応の人が大多数なのです。

そこで商品にストーリーをつけることが大切になってきます。例えばTシャツを売るにしてもそのTシャツは誰がつくったのか?どんな想いで作ったのか?そこに込められたメッセージは何か?そういった消費者が心を動かされるストーリーを作ることが商品を得る上で必要になってくるのです。

世の中は物で溢れ、消費者がお金を使う対象は便利なものではなく、共感できる事や感動できること、自分にしかできないような体験にお金を使うようになってきているのです。

新しく何か商品を作る時は商品にストーリーをつけるように工夫してみましょう。

サラリーマンも自分のブランドを稼げ

二つ目はサラリーマンも自分のブランドを稼げということです。

箕輪さんは幻冬舎の社員で編集者ですが、個人でやっているオンラインサロンやコンサルタントの仕事は本業の20倍以上の月収があります。それにもかかわらず会社を辞めないのには理由があります。

それはサラリーマンはノーリスクでいろいろなことに挑戦できるということです。例えばフリーランスとして本を出版したら印刷代、事務所の費用、パソコン代、コピー代、新聞広告費用などそれ以外にも沢山の費用を自ら背負わなければなりません。

しかし幻冬舎の社員であるわけで、インフラや資金、会社が今まで築き上げてきた信頼、そしてノーリスクで勝負する権利を利用できるのです。もし失敗したとしても家族が路頭に迷うわけではなく、成功したら自分の実績として大いにアピールできるのです。

幻冬舎の社員としてベストセラーを出し、名前が売れることでオンラインサロンのメンバーが増えます。そしてそこにプロデュースの依頼が来て自分の名前である仕事が増えるのです。

つまり箕輪さんは幻冬舎という会社でお金ではなく「箕輪厚介」という自らのブランドを稼いでいるのです。

ひたすら手を動かし熱狂せよ

3つ目はひたすら手を動かし熱狂せよということです。

例えばクリスティアーノロナウドのような選手になりたいと夢見るサッカー少年がいたとします。部活に参加し、せっせと上級生の球拾いをしても永遠にクリスティアーノロナウドにはなりません。一流のサッカー選手になりたければ誰よりもボールを蹴る以外ないのです。

秋元康さんの言葉でこんな言葉があります。「ピカソはなんで天才かわかるか?多作だからだ」。画家であれスポーツ選手であれ圧倒的な量があるからこそ、一流になれるのです。

圧倒的な量という話で箕輪さんのエピソードがあります。箕輪さんは毎日のように人前でしゃべる仕事が入りますが、公演をこなしてきた経験があるため打ち合わせはせずノープランで本番に臨みます。

しかしある時しゃべる仕事をやり始めた当時のメモが出てきます。そこには最初の挨拶から最後の質疑応答に至るまでまるで作家が作る台本のように丁寧に内容が書かれていたのです。

つまり毎日話さなければいけない状況に自分を追い込み、準備している余裕もなく失敗したり恥をかいたりしながら、圧倒的場数をひたすらこなしているうちに自然と要点がわかってきて能力が上がっていたのです。

どうにか乗り越えられる量ではなく絶対無理、どんな方法を使っても不可能だというくらい自分に負荷をかけることでしか能力の爆発的な成長は起こらないのです。

この圧倒的な量があるからこそ、もし周りから批判されたとしても俺はお前らが寝ている間も動いている、誰よりも量をこなしてきた、と確かな感覚で胸を張って戦えるのです。

そして人間は皆平等に24時間しか持っていません。不眠不休で働いたとしても時間で考えるとせいぜい1-2倍しか努力はできません。どこで差がつくかというとそれは、「昨日までできなかったことを、できるようにするということを、日々積み重ねること」です。

昨日と同じ作業を今日も繰り返していても成長はありません。昨日までできなかったことをやる。その実践を繰り返した先にプロフェッショナルがあるのです。

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