私は本書で日本の姿を赤裸々に書いた。これこそが日本の真の姿である。手に取った方は愕然とするだろう。ここに書いてあることはどれ一つとっても大手テレビ、新聞では伝えることができないはずだ。マスコミ関係者は本書のページをめくれば、恐怖で戦慄し顔は引きつるだろう。メディアで書いてはいけないことが満載されているからだ。テレビや新聞を素朴に信じてきた人にとっても衝撃だろう。しかし真実に目を閉じるものは、未来を見ることもできないのだ。
本書より
今回は船瀬俊介さんの「日本の真相 知らないと殺される」を要約していきたいとおもいます。
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冒頭で筆者は次のように言うんです。
「本書をきっかけに立ち上がれ。若き人々と日本国民はあまりにも正直すぎる。テレビや新聞が悪質な洗脳装置であるとは夢にも思っていない。しかし、そうしているうちに目の前の日本は極楽ではなく地獄に落ちていることに嫌でも気付かされる。日本というのはどんどん貧しくなっているんです。
このままではアジア最貧国になってしまうと本気で心配する向きもあります。日本が地獄に向かって転がり始めたのが平成でございます。それから30年間右肩下がりは止まりません。
まさに失われた30年。国際競争力は1位からなんと30位に転落しました。なんとマレーシア、タイ、韓国にまで抜かれてしまいました。1年で5位も順位を落とし、さらに日本は落ちていく。
株価を見れば日本の凋落ぶりがはっきりとするでしょう。平成30年でアメリカは9.27 倍、イギリスは2.76倍。
これに対して日本はなんと0.57倍。ほぼ半値に下落しているんです。
そして世界top 50に日本企業がかつては36社を占めていました。それが今やトヨタ1社のみで、そのトヨタでも35位でございます。今や日本企業は壊滅状態なんです。
国民の幸福度は過去最低の58位。若者の自殺率は世界ワースト1。彼らの口癖は「死にたい」であります。日本は底なしに貧しく、暗く沈みつつあるんです。
しかし、そんな日本の苦境を傍観しているわけにはいきません。山があれば谷もあります。谷を超えれば山があります。下りがあれば登りもあるんです。ピンチはチャンスと言いますよね?しかし真実に目を閉じるものは未来を見ることはできません。ピンチをチャンスに変えたければ日本の真相をしっかりと凝視しなければいけないんですね。全てはそこから始まります。
本日のお品書きは次のとおりです。
- どんどん貧しくなる日本
- 銀行のペテン 空気を貸して金を取るという事
について解説させていただきます。
どんどん貧しくなる日本
まず「どんどん貧しくなる日本」から解説を始めていきましょう。
日本の国際競争力ついに30位に転落、これは近年のニュースでございます。スイスのビジネススクールIMDは2019年5月28日、世界競争力ランキング2019年度版を発表いたしました。
日本の総合順位は前年度から5つも順位を落とし30位です。ちなみに1位はシンガポール2位は香港、3位はアメリカ、4位はスイス、5位はUAE、すなわちアラブ首長国連邦です。
経済躍進の中国も14位に食い込んでいます。台湾も16位と底力を見せております。
しかしですよ?日本は22位のマレーシア、25位のタイ、28位の韓国にまでに抜き去られて30位に転落してしまいました。
この調査を行ったIMDは63カ国の国や地域を対象に毎年集計結果を報告しているんです。日本が5つも順位を落としてしまった理由について、ビジネスの効率性の低さ、政府債務の多さなどが挙げられています。
今の日本人には信じられないかもしれませんが、このIMDランキングで日本はかつて1989年から4年連続で1位に輝いていたんです。それが現在ではなんと30位に転落。日本は底なしで貧しくなっているんです。
そして日本が貧しくなっていることを示す指標には他にもたくさんのものがあるんです。平成は失われた30年などとよく言われますが、その理由は株価を見れば一目瞭然なんです。
平成30年間でアメリカはニューヨークダウを9.27倍伸ばしてます。イギリスはそれには及ばぬものの2.76倍でございます。これに対して日本はなんと0.57倍。この30年で株価はほぼ半分に下落しているわけなんですね。日本は底なしに貧しくなっております。それは次のグラフの国民一人当たりのGDP、すなわち国内総生産を比較することでもすぐにわかります。
日本は世界で26位と燦々たる状況でございます。しかも、年々順位を落としているんです。つまりどんどん貧しくなっているということでございます。それは日本の経済成長率がどんどん他の国に抜かれているからであります。
そしてこのような暗い話は経済だけにはとどまらないんです。心の面でも日本は地獄です。データ的にみると日本人は生きる気力すらなくしております。
例えば自殺率。これは先進国で最悪のレベルで世界6位です。特に若者の自殺率はワーストワンです。女性の自殺率も3位と目を覆いたくなる結果です。
さらに幸福度、女性の社会進出、環境汚染の面でも日本は厳しい状況に置かれています。
心の尺度に幸福度というものがあります。それも先進国の中でも日本は幸福度最低レベルなんです。日本人の幸福度は過去最低の58位です。
国連は3月20日を世界幸福デーに指定しております。その国別ランキングの報告書によると日本は156カ国中58位。前年の54位からさらに4つも順位を下げております。日本は人生の選択の自由度は64位、寛容さが92位と低く、これが総合的な幸福度を押し下げたんです。
ちなみにアメリカは19位、韓国は54位でございます。幸福度1位の国はどこかというと2年連続でフィンランドでございました。女性の社会進出という面でも日本は立ち遅れております。
その最も分かりやすい目安が議会における女性議員の割合でしょう。日本でも2018年5月国政選挙や地方議会選挙で立候補者を男女均等にするよう政党などに促す議会立法「政治分野の男女共同参画推進法」が参院本会議で全会一致で可決され成立したんです。
これは女性の政界進出を推進するのが狙いで、2019年度統一地方選挙や参議院選挙から適用されました。しかし、努力義務規定で強制力はないんです。スローガン的な意味合いが強いと言えるでしょう。
ではなんでこんな法案をわざわざ成立させたのでしょうか?その理由が下院の会員の女性議員比率の国際比較ではっきりとわかります。日本はなんと165位なんです。
これは世界最低レベルであります。中国や韓国、ロシアに比べても遅れています。日本が未だ極めて封建的な男社会であると、このデータからはっきりとわかります。女性の社会進出においても日本は世界の落ちこぼれなんですね。
環境や健康の面でも日本は最低水準です。「自閉症発達障害の有病率」「単位面積当たりの農薬使用量」は韓国と日本がダントツです。農薬使用量はイギリスの3倍強にまで登ります。アメリカの6倍から7倍も農薬漬けなんです。
そして発達障害も韓国、日本がワースト2位なんです。専門家は明らかに両者には相関関係があると断定しています。つまり農薬使用を強制されている韓国、日本で農薬の神経毒が現れ、自閉症発達障害を引き起こしているわけです。
銀行のペテン 空気を貸して金を取るという事
それでは2つ目「銀行のペテン 空気を貸して金を取るということ」を解説していきます。
さて皆さんは次のように質問されて答えることができますか?
銀行はどうして儲かっているのか?
どの銀行も駅前一等地に豪華なビルを構えていますよね。一流銀行の支店長などは年収○千万円と聞きます。どうして銀行はあんなに儲かっているのか?
学校では銀行の利益というのは、顧客が預けた預金を企業などに貸し付けてその利子で成り立っているんだよーと教えられましたよね?なるほど他人から預かったお金を回して金を儲けているのかと。
しかし、それにつけても昨今の低金利でございます。年利1%から2%で貸し付けて一体利益が出るのかとちょっと不思議に思ってしまいますよね。
なぜ銀行はあんなに儲かっているのか皆さんはご存知でしょうか?その答えはずばり「信用創造」があるからでございます。
ではこの信用創造とは一体何か?
信用創造っていうのは言ってしまえば銀行が無から金を作る方法なんです。ここでいうお金を作るというのはお金を稼ぐこととは別です。実際に無からお金を作り出すんです。何もないところから100円とか1万円とか1000万円とかそういったものを生み出す方法のことを言ってます。
さて、ではこの信用創造に何の意味があるのかといえば、世の中に流通しているお金を増やすという役割があるんですね。
こういうとちょっと疑問に思われる方がいるかもしれません。お金を刷るっていうのは政府がやれることであって、お金自体を増やすということは銀行ではできないんじゃないの?と。
政府がお金をどれだけ発行するかでお金というのは増えるのであって、銀行はお金を貸して利子を取ることで儲けるだけだから、お金を完全に生み出すなんてことできないんじゃないか?と思われている方がいるかと思うんですが、そうではないんです。
ではお金を発行することができない銀行がどのようにお金を生み出しているのか、それを知るためにはまずあなたが銀行からお金を借りた時、その時を想像してほしいんです。
1億円借りたとしてもその1億円を現金でドーンと渡されるわけではないですよね?あなたが1億円銀行から借りたら、あなたの通帳に1億円という数字が書かれるだけです。つまり銀行は実際にあなたに1億円をポンと渡すんじゃなくて、あなたの通帳に1億円という数字を打ち込んで、これであなたにお金を貸したことになっているわけです。
当然あなたは引き出そうと思えば引き出せるんですが、1億円ばんとを引き出すわけではないですよね。そして銀行っていうのはお金を紙に書くだけで、通帳にポンと打ち込むだけでお金を生み出しているっていう事になるんです。
つまりですよ?簡単に言ってしまえば銀行というのは存在しない、持っていないお金を通帳に書き込むだけで人に貸しているわけです。なんでこんなことができるんでしょうか?それは全員がその預金を一斉に同時に引き出すということをする可能性は限りなく低いからであります。
だからこそ通帳に書いておけば、そこの銀行にあるお金やまたは他のところからの借り入れによって、その人にお金を随時引き出したいときに引き出させることができるそういう仕組みだからこそ銀行というのは成り立っているんです。
だから全員がお金を下ろしたい、つまり「銀行が危ない」という噂が出回って、みんなが「お金やっぱここの銀行に預けてるの不安だぜ返してくれ」って言って同時に引き出そうとすると銀行はつぶれてしまうというワケなんですね。
まさにこの信用創造とは銀行のペテンであり空気を貸して金を取る方法なんです。これが現在私たちが生きる資本主義で起こっていることです。
まとめ
- 銀行が儲かっているのは「信用創造」によって空気を貸して金を奪っているからである。
- 「信用創造」とは銀行が無からお金を生み出す方法で、銀行が貸し出しを繰り返すことによって銀行全体として最初に受け入れ貸与金額の何倍もの預金通貨を作り出すことである
- 銀行が主要目的とかをいちいち聞いてきてなかなか預金の引き出しに応じなかったり一気に大きなお金を引き出せないのは、金残高が減って銀行にとって都合が悪いからである
さてみなさんいかがでしたでしょうか?
本日は「どんどん貧しくなる日本」「銀行のペテン 空気を貸して金を取るということ」を解説させていただきました。
やや内容が難しかったかも知れません。お疲れ様でした。本日は以上になります。
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