今回は作家で写真家の有川真由美さんの書かれた「いつも機嫌がいい人の小さな習慣仕事の人間関係もうまくいく88のヒント」を解説していきます。
いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント 新品価格 |
いきなりですが、あなたはいつも機嫌がいい人になりたいですか?
常に明るくて機嫌がいい人って魅力的だし、人気者だ。無駄なことでイライラすることなく毎日楽しそうですし、それに人が集まってくると同時にあらゆるチャンスも一緒に巡ってくる。
上機嫌には仕事も人生も好転させる力があるのだ。いつも機嫌が悪い人と一緒にいたい人なんていないでしょう。
ゲーテはこう言った「人間の最大の罪は不機嫌である」と。
いつも機嫌がいい人になるには、毎日の習慣を変える必要がある。今回の記事を最後まで読めば「いつも機嫌がいい人になるための習慣」を身に付ける方法を学ぶことができるだろう。
朝起きたときにベッドを整える
一つ目は「朝起きたときにベッドを整える」だ。
いきなりですが、あなたは毎朝起きてベッドメイキングをしていますか?
いつも機嫌がいい人になりたいのなら、絶対にベッド整えた方がいい。クシャ付いたシーツをきれいに伸ばして布団を整えるなどのたった1~2分でできる作業を習慣化するだけで、1日を気持ちよくスタートできる。
起きてからダラダラすることなく、スイッチが入ったように行動できるようになるだろう。
元アメリカ海軍大将ヴィリアムマクレイブン氏は、自身の母校の卒業式で行ったスピーチで「世界を変えたいならベッドメイキングから始めよう」と語っている。
ベッドメイキングを習慣化させるとそれだけで小さな達成感と自信を得ることができる。その小さな達成感と自信は連鎖的に次の行動を起こすエンジンになり、1日の終わりにはたくさんのことを達成しているだろう。
ベッドメイキングひとつで1日の質が向上するとともに、人生の質も向上するんだ。
どんな大きな達成も小さな達成が集まり成り立っている。誰でも明日から簡単に始められる習慣だから、まずはここから試してみるのがいいだろう。
与えられた人生の時間の手綱を握る
次は「与えられた人生の時間の手綱を握る」だ。
スマホ中毒が叫ばれている昨今、ついついスマホをやりすぎて時間を浪費してしまう人も多いだろう。
本当にやりたかったことはできず、スマホからの膨大な情報を処理するために、頭だけは疲れている不健康な状態になってしまう。
スマホに自分の人生の貴重な時間をコントロールされていると、自己肯定感の低下につながる。いつも機嫌がいい人に近づきたいのなら、自分で時間の手綱を握り、自己肯定感を上げることだ。
試しに1時間くらいスマホ断ってみるといい。すぐに時間が増えたという感覚になるだろう。そうするとゆっくりと家族と会話したり、積んでいた本を読んだり、自分の本当に大切なことに時間を使うことができる。
スマホからの支配を逃れ、主体性を取り戻すことは自分が本当に楽しい人生を歩むことにつながる。
「与えられた人生の時間」は有限だ。
スマホ以外でも、人を恨んだり、不機嫌でいるようなネガティブな時間を減らしていくべきだろう。
イライラし出したら自分を客観視する
次は「イライラし出したら自分を客観視する」だ。
ストレス社会と言われる現代において、ときにはどうしてもイライラしてしまうことはある。
そして、一度イライラに火がついてしまうとどんどん燃え上がり大きくなってしまうことはある。まさに悪循環だ。
イライラしていたら自分のストレスになることはもちろんだが、それ以上に周りにも嫌な思いをさせてしまう。
そんなやっかいなイライラをコントロールし、眉間のしわを伸ばす方法がある。それは感情から距離をとり、自分を客観視することだ。
自分を客観視することを心理学ではメタ認知という。
メタ認知を行うと、主観的な感情なままでいた時と違い、状況を冷静に把握することができる。
イライラしている自分を引きで撮影した映像のように見るのだ。
そうすると肩の力が抜け「イライラしちゃってるなあこの人」「そんなに怒ることじゃないのに」と思える気がしないでしょうか?
メタ認知をフル活用しメンタルを強化すれば、自分の本来のパフォーマンスが発揮できるようになることだろう。
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財布の中はいつもキレイに整頓しておく
次は「財布の中はいつもキレイに整頓しておく」だ。
いきなりだがお金持ちはどういう財布を持っていると思いますか?
やっぱりハイブランドのゴージャスな財布でしょうか?
答えはキレイに整頓された財布だ。
財布が綺麗なことと、お金持ちって何の関係があるのだろうか?
お金持ちとは、お金に対する知識とお金と賢く付き合う力を持ち、しっかりと貯金ができる人のことだ。
こういうマネーリテラシーが高い人の財布は、大抵すっきりと整頓されている。
逆にお金との付き合い方が下手な人の財布の中身は、ごちゃごちゃと煩雑でパンパンに膨らんでいることが多い。あまつさえ、中にどのくらいの金額が入っているのかもわかっていない人もいることだろう。
財布の中をきれいにしてお金の流れを見える化すると、お金の支出を把握することができるようになる。
すると、自分のお金を管理する能力やマネーリテラシーが身に付き、それはそのまま人生のお金の使い方にも直結してくる。
誰にでも自分から挨拶をする
次は「誰にでも自分から挨拶をする」だ。
挨拶とは人間関係を築く上で欠かせない、もっとも基本なコミュニケーションだ。
挨拶には「相手の挨拶に返す挨拶」と「自分からの挨拶」の2つのパターンがある。
どっちもまったく別もので、「相手の挨拶に返す挨拶」はきっかけを相手が作ってくれているから、その分ハードルが低い。
対して「自分からの挨拶」には少しの勇気が必要だ。少しだが勇気を出して行動しただけ気持ちも明るくなれるし、挨拶された相手からの印象もいい。
例え相手が苦手な人でも、出来れば自分から挨拶すべきだ。
相手のことを苦手とか嫌いとか思っていた気持ちや、相手に対する緊張感が多少和らぐのを感じられるだろう。
挨拶というのは相手のためだけではなく、自分のためでもある。「コミュニケーションが面倒だ」とか「相手が苦手だから」とかで、いつまでもムスッとしているより、自ら挨拶していって、毎日を明るくしていったほうがいいだろう。
挨拶をして損することなんて滅多にないしな。
いつもと違う行動をしてみる
次は「いつもと違う行動をしてみる」だ。
いきなりだがここ1週間で何か新しいことをしたり、新しい出会いがあったりただろうか?
何か新しい行動したほうがいい。いつもご機嫌でワクワクした生活を送るための、最も手っ取り早い方法の一つだからだ。
わたしたちはついつい安定を求め、常に決められた行動しか取らなくなり、マンネリ化しがちだ。それを打破し、いつもと違う行動することで新しいものに出会うことができる。
新しいものとの出会いは脳の前頭前野を刺激し、気分もワクワクして楽しくなるだろう。他にも新しい情報を得ることができたり、今まで興味のなかったことにも関心が持てるようになるなどメリットは多い。
いつもと違う行動をすることは、自分の世界を広げることにもつながるんだ。
使わないと思ったものは3秒以内に捨てる
次は「使わないと思ったものは3秒以内に捨てる」だ。
ものは捨てない限りどんどん増えていくものだ。ものが多いということは視界に入るノイズが多いということだ。
ノイズが多いと情報を処理するのに脳が疲れてストレスが溜まってしまう。「いつも機嫌がいい人」に近づくためには、ものはできるだけ断捨離しておくべきなんだ。
「ものが使えるか使えないか」で捨てる判断をしていないだろうか?「使えるものはいつか使うかも知れないから」と。
実はそんなもの中心の考え方ではいつになっても断捨離できない。「自分がそのものを使うか使わないか」と言う判断基準にすべきだ。
使わないと思ったものはじゃんじゃん捨てていくことでものが減っていく。そうすると視界に入るものが減って、ノイズが少なくなり気分がスッキリ軽くなるだろう。
そうして使わないものを捨てることを習慣にしていくうちに、自分に必要なものや好きなものが浮き彫りになっていく。
雨の日ほど笑顔で過ごす
次は「雨の日ほど笑顔で過ごす」だ。
すっきりと晴れた日はそれだけで気持ちがいいが、雨の日は憂鬱になってしまいがちだ。雨の日というのは一つのたとえで、生きていると他にも気が滅入りそうな場面はたくさん出てくる。
そんな時は、作り笑いでもいいからとにかく笑ってみるべきだ。
笑顔には神経を落ち着かせることでも知られるエンドルフィンと、幸福感を促進させるドーパミンを分泌する効果がある。実は自然に笑っている時でも作り笑いでもこの効果は変わらないんだ。
笑顔を作るために表情筋が動くとその情報が脳に伝達し、脳は自分は笑っていると勘違いする。幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せなんだ。
どんなに憂鬱の雨の日でも笑顔になれば、イライラした心が落ち着き、雨の好きなところを発見できて機嫌よく過ごせるかもしれない。
さらに周りからの印象も優しくて余裕のある人というものになり、一緒にいたいと思われることだろう。
まとめ
- 朝起きたときにベッドを整える
- 与えられた人生の時間の手綱を握る
- イライラし出したら自分を客観視する
- 財布の中はいつもキレイに整頓しておく
- 苦手な人にも自分からあいさつをする
- いつもと違う行動をしてみる
- 使わないと思ったものは3秒以内に捨てる
- 雨の日ほど笑顔で過ごす
人を変えるのは習慣だ。これならできそうと思えるものだけでもいいから実践してみてほしい。
それを習慣化できれば言葉や行動が変わる。
すると毎日を機嫌よく過ごせるようになり、少なからず人生が明るいものになるだろう。
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