「非モテ」からはじめる男性学を解説【要約/西井開さん】

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今回はモテないことに悩む男性の研究をしている西井開先生の書かれた
「非モテからはじめる男性学」を解説していく。

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今回の記事を読めば、
モテない男性の苦しみがどこからどう生じているのかが
分かるようになるだろう。

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性行為が遅いと恥ずかしい

1つ目は「性行為が遅いと恥ずかしい」だ。

ここからの非モテにありがちな人生を説明して行く。

高校生にもなるとポツポツと付き合い始める人が出てくるだろう。

一緒に帰るカップルなんかも出てきて、
モテる奴とモテない奴の差がはっきりしてくることだ。

そうなると自分だけ性経験、恋愛経験がないのは恥ずかしい」
という思いが募るわけだ。

「馬鹿にされるし、1人前の男じゃないみたいな」「付き合えたか、
付き合えていないかで線を引かれるような」、そんなイメージだな。

自分の周りのイケメンがサクサク恋愛を
攻略して行くのを見ているが、
モテない男子は付き合うどころか、
そもそも女子と喋る事すらほぼないですよね。

こんな風にただモテないから辛いというよりは、
周りから「1人前の男じゃない」

そう思われるのがつらいんだ。だ

が高校生の頃はまだマシだ。

なぜならまだ付き合ったことがない仲間が周りにたくさんいるから。
だから、そのうち俺も付き合えるだろうと期待しているわけだ。

そして結局付き合えないまま大学生になる。

理想の男性像ではない自分を卑下する。

次は理想の男性像ではない自分を卑下する、だ。

そんなこんなで大学生になると、多くの友達に彼女ができ始める。

ここまでくると、自分が童貞であることや、
恋愛経験がないことがより恥ずかしくなり、人に言えなくなるそうです。

そしてモテない自分はなんてダメなんだと自分を卑下する。

こんな感じでモテない男は、女子からというよりも男子から
お前はダメだ、だからモテないんだ、1人前じゃない」
と言われて傷ついていることが多いんだ。

自分ができたのに出来ない人を見ると
マウントを取りたくなるわけだな。

恋人さえいれば挽回できると考える

ということで、大学2年生になったモテない男子は
「恋人さえいれば挽回できる」という結論に辿り着く。

自分に彼女さえいれば、もう周りの男子からバカにされない

ある意味、モテない男にとって彼女を作ること、
できれば、可愛い彼女を作ることができれば、
いわゆるリア充の仲間入りを果たすことになる。

つまり「彼女さえ作れば、俺も1人前の男になれる」と考えるわけだ。

とりあえず一度でいいから彼女を作りたい。
「秒で別れてもいいから、彼女がいた」という実績がほしい。

そうすれば他の男子にバカにされることもないだ。

だからモテなかった男子は、
まずは誰でもいいから付き合いたいわけだ。

自分を受け入れてくれる女性を誰でもいいから1人探している状態だ。

そしていつかそんな日がくればいいなと夢を見つつ、
やはり大学でも女性としゃべることがないまま悶々と過ごす。

優しくしてくれる女子に恋をする

大学3年生になったモテない男子に、
千載一遇のチャンスがやってくる。

自分をひとりの人間として喋りかけてくれる女性の登場だ。

今まで女性に空気のように扱われていた非モテ男子にとって、
普通の女性が普通に人として話してくれるだけでありがたいわけだ。

サークルで出会うのか、大学で出会うのかであるのかわからない。

だが生きていれば、どこかでモテない男性を普通に1人の男性として
喋りかけてくれる女性と出会うタイミングが来るわけだ。

ここで非モテの男性は、その女性の事をほぼ100%好きになる。

なぜなら非モテにとって、
その女性は初めての自分の理解者に映るからだ。

この女性なら今まで傷つけられてきた自分の心を
理解してくれるかもしれない。

1発逆転を狙って女性に変なアプローチを始める。

当たり前なんだが今まで全く恋愛経験がないわけだから、
女性にどう接していいのかがわからないんだ。

その女性を目の前にすると、身体がガチガチになり、
当たり前にしていた呼吸さえうまくできなくなる。

頭が動かず、慣れない言葉が口から出てくる
相手がどう思うかなんて考える余裕はない。
まだ関係が薄いのに変なプレゼントを贈ったり、
何度もlineで誘ったり、すぐに相手の手を握ったりしてしまうんだ。

おそらく男らしさというものを勘違いしているのかな?

そして仲良くなっていないのに告白してものの見事に振られる。

女性にフラれてさらに自己否定へ

ということで、望みをかけていた女神様に拒絶されたことで、
モテない男子は圧倒的な絶望感を抱くようになる。

ここで自分は非モテであり、
努力しても無駄という思考になりやすい。

もしくは自分を受け入れない女性全員に対して恨みを抱くこともある。

こういう人たちをインセルと呼ぶ。

インセルは生まれてこの方、
女性とお付き合いできなかった人たちがそこから生じる不満や
怒りの原因はすべて女性にあると考える人たちのことだ。

これがモテない男子のスタンダードな人生だ。

自由恋愛というのはモテない人にとっては、いばらの道だ。

モテることから降りようと思っても、
そんなに簡単なもんじゃない。

なぜなら、モテることを諦めるということは
子孫を残せないということだからな。

それだと承認欲求も満たされない。

非モテほど何かに打ち込め

ここからはその対処法だ。

その方法は「何かに打ち込むこと」だ。

モテなくて、腐ってしまう人は毎日自分はダメだとか、
もっと顔が良ければと思い悩んでいることが多い。

当たり前だが、そんなことを毎日考えて自己否定していたら、
どんどん状況が悪くなっていくだけだ。

だから、打ち込むものを見つけることだ。

それはなんでもいい。
この本には、サークル活動に打ち込むとか、
受験に集中したと書いてある。

人は何かに没頭すると全ての悩みは、
煩悩を忘れることができるんだ。

打ち込むことができればそれでいい。

非モテを気にすると暗くなってもっとモテなくなるから、
非モテを忘れて何かに打ち込んでいろ、ということなんだ。

モテないその異常なコンプレックスは、
そのまま異常なエネルギーになる。

そのエネルギーを何かに打ち込むことで発散するんだ

私から言わせれば、
正直モテるモテないで悩んでいるのは、
暇だからなんだ。

暇だからいつまでもずっと悩んでいられるわけだ。

つまり、行動していない。

しっかり何かに集中して打ち込んでいれば悩まない。

疲れてしまえば悩まずにいられる。

そして起きたらまた何かに打ち込めばいい。

今のコミュニティを捨て、新しいコミュニティに属する

さっきと少しかぶるが、今のコミュニティーを捨てて、
ボランティアとか勉強会とか趣味のサークルでもいいから、
とにかく新しいコミュニティに属すると、いいだろう。

今のコミュニティを捨てるってどういうことか?

例えば、同窓会とか、高校生のときの友達とは会わない
みたいなイメージだ。結婚した?彼女いるの?って話になるからな。

どうしても同級生とは競争というか比較してしまったりするものだ。

お互いのやったことを肯定するような
新しいコミュニティに属すると、いいだろう。

そうすれば孤独感が無くなって、
自分にも居場所があるのだと思える。

とにかく自分を理解して貰える場所を持っておくことが大切。

まとめ

・モテない男はつらい

・モテない男は日頃から見下されている

・性行為が遅いと恥ずかしいと思う

・理想の男性像ではないと自分を卑下する

・「恋人さえいれば挽回できると考える」

・唯一優しくしてくれる女子に恋をする

・フラられてさらに自己否定する

・対処法1 非モテほど何かに打ち込め 

対処法2 新しいコミュニティに属すること

交際経験がない20代男性は約4割になる。

そんなモテない位で悩むなよと言う人もいるが、
異常はモテないだけでいろんなダメージを受けていたわけだ。

そして何に打ち込むか?エネルギーを活かすも殺すもあなた次第だ。

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