お金から自由になる方法が詰まっている本でした。
今回の記事では
「FIRE最強の早期リタイヤ術」について解説していきます。
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そもそもFIREとは「お金を稼がなくてもいい状態」「早期リタイヤ」
「もうお金から自由になった状態」のことです。
例えば1億円あって年利5%で投資できれば、
年間500万円何もせず入ってくる。
そういった状態をFIREと言います。
この本の著者は31歳で早期リタイア。
世界中を旅して暮らしています。
この本には投資の話や不動産、実践的な方法もたくさん書かれていますが、
著者が想像を絶する極貧生活を経験した話がこの本の醍醐味だと思ったので、そこに焦点をあてて解説していきます。
欠乏マインド
お金持ちになるための大切な心構え、それは欠乏マインドです。
欠乏マインドとは
「何かが不足している時、
それはあなたの生活において最も重要なものになる」
というマインドです。
戦争の終戦の際、飢えている人々をもっとも安全に
手当てするにはどうしたらいいのか?
科学者は考えました。
36人の被験者を用意し、食べ物を与えられず、
飢えさせられて観察されました。
飢えるのでおしりの脂肪がなくなり、
痛くて座ることができない人、
エネルギーがなくてシャワーすら浴びることができない人など
がでてきました。
身体的変化よりも大きな変化が脳に起きました。
食事を満足に取れないことから精神に異常をきたし、
彼らは食べ物のことしか考えられなくなったんです。
どんな食べ物を置かれても、瞬く間に奇麗に平らげました。
映像を見ている時は、登場人物やストーリーなどではなく、
食べ物のシーンを鮮明に覚えていたそうです。
飢えている時、人は欠乏していることしか
考えられなくなることがわかりました。
幼少期、貧乏だった著者はこのマインドを培ったんです。
おもちゃは当然買ってもらえるわけなく、
ごみ山から漁っておもちゃを手に入れて遊んでいました。
7歳になるとカナダに移住し、少しだけ裕福になるのですが、
そこで人生初めてのコーラを飲んで、
あまりのおいしさに鼻血を出したそうです。
お金がなかった著者は今まで飲んだことがなかったのです。
1つのコーラを1週間かけて大切に少しずつ飲み、
一滴ずつ大事に飲みました。
著者は貧困の中で育てられたことを感謝している、
と話しています。
なぜなら貧困生活を味わったからこそ、
欠乏マインドが培われお金に執着できるようになったからです。
著者は欠乏マインドにより3つの教訓を学びました。
1お金こそが世界で最も大切な物です。
2お金は犠牲を払う価値のある物です。
3お金は血を流して得る価値のある物なのです。
この欠乏マインドがあると
「贅沢」「物がたくさんあること」が幸せでないことに気づけるんです。
年収は800万円まで幸福度が上がるが、
それ以降は上がらないとよく聞きますよね?
まさにそれがそうで、普段私たちが買っているものは、
あなたを幸せにしていない可能性があります。
なぜなら著者はコーラ1本でこれ以上ない幸福感を得たのですから。
まずは私たちには買っても幸せにしてくれてない
無駄な浪費があることに気づくべきです。
私たちは大人になっているので、
今更欠乏マインドは手に入らないのですが、安心してください。
次のステップでどのように考えればよいのかを説明します。
ヘドニック・トッドミル現象
ヘドニック・トッドミル現象 とは
「人は幸せに慣れる生き物だという性質」のことです。
著者は大人になり働いてお金を貯め、高級バックを買いました。
その時、心臓が張り裂けそうなくらい幸せだったそうです。
しかし2つ目のバックを買ったとき、
そのような幸福感は得られなかったそうです。
値段も同じくらいだったにもかかわらずです。
この現象は1978年に3人の心理学者によって解明されました。
でもこれでは私たちはきりありません。
例えば、年収500万を目指し働き、達成したらそれに慣れてしまい、
次は700万、1000万と際限なく続いていき、満足することがありません。
私はこの慣れを解消するためにある制限をかけるようにしました。
めちゃくちゃ美味しいインドカレーのお店に毎日行っていたのですが、
やはり慣れてしまいました。
なので、普段は自分で自家製のカレーを食べて、
そのあとにいくインドカレーのお店の味が格別美味しく感じるんです。
日常の簡単なことからやってみることをお勧めします。
普段質素な食事ばかりにして、たまに牛丼を食べる、
でも非常に幸せな気分になれると思います。
すべての節約に痛みが伴うわけではない
幸福のメカニズムを考えたとき、あるひとつの法則があてはまります。
「この現象はモノの所有だけに言えることであり、
経験には当てはまらない」。
モノの所有は確かにドーパミンがでて幸せになるのですが、
徐々に慣れてしまいます。
そしてあなたは最初の幸福感を探し求めることになります。
ものではなく旅行や経験にお金を使った人の方が
より高い幸福感を得るようになるんです。
ここからがお金を増やしてくために大事なことなのですが、
節約をして支出を減らしても、
幸福度は下がらないことを理解した方がいいです。
すべての節約が辛いというわけではない理解しましょう。
そうすれば幸福感を増やしつつ、
お金を増やしていくマインドを手にすることができます。
具体的な節約のやり方
1.あなたを幸せにしない、基礎的な支出を削る
削っても生活の質に大きな影響がない、
痛みが伴わない支出を探しましょう。
例えば、銀行の手数料、サブスクリプション、固定電話など。
2.痛みの伴う支出を削る
削ると多少不快な思いをするけれど、
慣れれば耐えれる支出を削りましょう。
一度支出を削ったけれど恋しく感じたものであれば、
それは削ってはいけないものです。
それはあなたにとって幸福感を感じるものですから、
残すようにしましょう。
人によって違うので、時間をかけて探っていきましょう。
FIREしても不幸なら本当に意味がないと思います。
3.所有している高額なものを減らす。
これはピンポイントで指摘されているのですが、これが家と車です。
長くなってしまうのでここでは省きますが、
本書を是非読んでください。
持たないほうがいい理由が分かります。
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4.ご褒美を加える
ここまでくればあなたは支出を見直して、
削ることのできる支出をあぶり出していることでしょう。
一方であなたにとって削ることのできない、
あなたに幸福感を与える支出もわかってくるでしょう。
ここまで頑張ってきたあなたは少し楽をしてOKです。
削った一部の支出を自分のご褒美にするんです。
何に使うかは決めなくて大丈夫です。
これはやりたいことをするためのお金で、著者の場合は、旅行でした。
あなたは何がしたいですか?
先ほども言ったように、
物を買うことは幸せが持続しにくいので、体験に使うことをお勧めします。
まとめ
・欠乏マインド
→何かが不足している時、
それはあなたの生活にとって最も重要なものになる。
・ヘドニック・トッドミル現象
→人は幸せに慣れる生き物だという性質のこと
・すべての節約に痛みが伴うわけではない
→幸福を感じることは人それぞれ、
物ではなく経験のほうが幸せは持続しやすい。
・具体的な節約のやり方
1あなたを幸せにしない基礎的な支出を削る。
2痛みを伴う支出を削る
3所有している高額なものを減らす
4ご褒美を加える
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