今回は起業家の後藤勇人さんの書かれた「結果を出し続ける人が夜やること」を解説していきます。
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いきなりですが、朝の時間の使い方で人生が大きく左右されるという話を聞いたことはないですか?朝は脳が効率よく働く時間だというのは周知の事実です。でも朝が得意な人間もいれば苦手な人間もいる。これはイギリスでは研究結果として発表されている事実だ。
そこで夜型の人に朗報です。実は夜の時間をどう過ごすのかによっても脳のパフォーマンスを向上させたり、自己肯定感を高めたりすることができるんです。
この本の著者は成功者と呼ばれる人ほど夜の時間の使い方に気を使っていると語っているんです。特に昨今はワークライフバランスの向上やコロナウイルスの影響で帰宅時間早まり、夜に家で過ごす時間が1人あたりに3時間増えたと言われています。
この本はこれからの人生でより重要性が高まっている夜の時間の過ごし方に対して、まさに革命的な気づきを与えてくれる良書になっています。今回の記事を最後まで読めば、夜の過ごし方を改善して翌日をよりよいものにすることができる。
ただいまと言ってスイッチをオフにする
まず一つ目は「ただいまと言ってスイッチをオフにする」です。
仕事から家に帰ってきたらまず、ただいまということが重要だとこの本には書かれています。「当たり前の事過ぎ」「たった一言ただいまって言うだけで何が変わるのか」疑問に思う人も多いと思う。
ただ一言それだけのことですが、あなたはちゃんとただいまと言っていますか?
ただいまとは家に帰ったことを伝える言葉ですが、実はその他にも重要な役割を持っているんです。その役割とは自分のスイッチをオフにしてリラックスさせるというもの。
仕事モードに入る際にオンのスイッチを入れる時は、例えばコーヒーを入れたりデスクを掃除したりして気持ちを高めてスイッチを入れる人が多いですよね。
しかしそのスイッチをオフに切り替えることに関してはあまり意識している人が多くない。夜に多くの時間をきっちり意識して作り出すことで、朝と昼のオンの時間のパフォーマンスを上げることが出来るんです。
玄関をくぐったら自分自身に「今日もお疲れさま」という意味も込めて「ただいま」を言う。それによりオフモードにスイッチを切り替えることが大切で、心や身体を完全に家モード、オフモードに入れ替えることを習慣にしていくと良いです。
一日の決断を振り返る
次は「1日の決断を振り返る」という話です。
人は仕事や自分自身の将来のために、日々の生活の中で決断を迫られることが多い。ここで気をつけなければいけないのは、決断したことに満足をして燃え尽きてしまうことです。
あなたにもこういう経験はないでしょうか?
例えば自己啓発本を読んで、書いてあることを行動に移そうと決断しても、翌日にはもう忘れているとか。
モチベーションが最高値となるタイミングは自分の将来のためにこれをやろうと決断したその瞬間で、その後はどんどんと右肩下がりに下がっていく。翌朝になるとその熱量はどこへ行ったのかというほどモチベーションが低くなるということだ。
そうならないためには、決断したことに対して「今日は何を実行したのか」という振り返りを夜のうちに行うといい。
この本で紹介されている具体的な振り返り方法を紹介すると、まず「今日決断したことを思い出し、紙に書いてみる」ということです。
例えば「プレゼン資料を完成させる」と朝に決断したとして、それが達成出来ていれば二重丸を書いて自分をよく褒めてやるといい。もし達成できていなかったらどうして達成できなかったのか原因を自分で考えて次に生かすことだ。
時間が足りなかったのであればどうすれば時間をつくれるか考える、集中できなかったのであれば環境を変えるなど対策を考えるといいだろう。
カバンを空っぽにする
次は「カバンを空っぽにする」です。あなたは帰宅後にカバンの中を空っぽにして、ものを整理していますか?
カバンを整理しないまま使い続けると、いつのまにか物やゴミが溜まっていく。過去の仕事の書類や数日前の新聞、どこかの店でもらったキャンペーンのチラシまで入れたままになっているなんてことあるだろうう。
カバンを空っぽにするメリットは当然ながらカバンが軽くなること。さらにペンや手帳などの仕事道具をメンテナンスできること。そして中身がすっきりしてどこに何が入っているのかを把握できることだ。
カバンに余計なものを入れてごちゃごちゃにしておくと、必要なものがなかなか見つからずイライラすることになるだろう。そんな姿を仕事相手に見られてた日には相手に不信感を与えてしまう原因になる。
それに単純に忘れ物をしてしまったり、間違った資料を持ってきてしまうことも考えられる。明日の仕事をより良いものにするため、そして仕事道具をメンテナンスするためカバンは毎日空にして整理しておくべきだろう。
上手いかなかった日はリセットする
次は「上手くいかなかった日はリセットする」という話です。
生きていれば誰しも、何をしてもうまくいかない日は必ず訪れる。ここで大事なのはどんなにうまくいかない日を送ってもその感情を絶対に明日に引きずらないことだ。
マイナスの感情を引きずってしまって、明日もボロボロな日にしてしまってはもう目も当てられないだろう。その日のマイナスな感情はその日のうちにリセットしておくといい。
その具体的な方法は、「どうすればマイナスの状況を回避して、思い通りの行動や結果を手にすることができたのか、解決策を想像する」というものだ。布団に入る前や入浴中に行うといい。
しかし、頭で考えた解決策を次に行えば必ず思い通りになるとは限らない。ただここで行いたいことは、あくまでも失敗を失敗で終わらせるのではなく、「解決策を考えて失敗を次の成功のきっかけにすること」。
最終的には気持ちをリセットして、少なくともプラスマイナスゼロの感情で1日を終えるのか大事なんだ。次はこうしようという気持ちがあれば多少は前向きになれるだろう。
人間関係の疲れを解消する
次は「人間関係の疲れを解消する」です。
人間関係にストレスはつきものですね。特に仕事の人づきあいのストレスは本人が感じる以上に心や脳を疲弊させてしまっている。
そうなると人と関わるのは面倒で大変だというマインドになってしまう。そんなマインドのまま仕事をしていると相手に伝わってしまって人間関係でトラブルを起こしてしまうリスクが増えるだろう。
最悪の事態に陥る可能性もある人間関係の疲れは早いうちに取り去ってしまうことが大事だ。
そのためには仕事と関係ない純粋な友達たちと会って会話を楽しむといい。そうすれば、「人と会うことは面倒で大変だ」というマイナスのマインドから「人と会うことは楽しい」というマインドに切り替えることができるだろう。
友達と会うことで自分の疲れが取れたりとか楽しくなることも多いですよね。仕事を回してくれるのは結局人なのだから、人と会うことは楽しいというマインドは仕事にも絶対に良い影響があることだろう。
ぜひ会いたい人に会うことをお勧めする。
今日出会った人に感謝する
次は「今日出会った人に感謝する」です。
「成功者の多くがまわりの人へ感謝を伝える習慣がある」と著者は言っている。なぜならばすべての成功や成果は周りの人によってもたらされるものだからだ。
「常に周りへの感謝を欠かさないポジティブな雰囲気のある人」、「周りへの感謝も一般的で特にこれと言った特徴のない人」、もし全く同じ能力の2人がいたらあなたはどっちに仕事を振りたいですか?
やっぱり「感謝を欠かさない人」ですよね。人間関係のトラブルが少なそうだし、何より一緒に仕事をしていて気分が良さそうです。
経営の神とも呼ばれるパナソニックの創業者、松下幸之助氏は「常に周りの人にお礼や感謝の気持ちを忘れず、ポジティブ思考でいられる人は人生も仕事も運が巡ってくる」という言葉を残している。
自分の実力に自惚れたり自信過剰になって周りへの感謝を忘れてはダメだ。周りの支えがあるからこそ今の自分がいる。周りの人たちのためにももっと頑張ろうという前向きな気持ちで毎日を生きて仕事や運を呼び込み、さらに周りの人に感謝する。こんな好循環なことはないだろう。
夜寝る前にでも今日1日あった人の顔を思い出し、心の中で感謝するといいだろう。すると周囲への敬意が生まれ、人間関係がよりよいものになるのが感じられるはずだ。
感謝には幸福度を上げる効果があると科学的にも証明されているからぜひとも実践してみてほしい。
自分への接待をする
次は「自分への接待をする」という話です。
日々頑張っている自分へご褒美をあげるのはコンディションを整えるのに非常に効果的だと著者は言っている。でもそれって自分へのご褒美という言葉で正当化して衝動買いとか衝動食いとかをしちゃいそうで怖くないか?と思う人もいるだろう。
確かにそういう恐れもある。本当にこんな高いものを買ってしまって良かったのかとか、せっかくダイエットしていたのについ誘惑に負けて食べちゃったとか、後ろめたい気持ちがあると自己肯定感も下がってしまうだろう。
だから私は自分がパフォーマンスを発揮できるよう体をメンテナンスするという考え方で自分を接待するのが良いと考える。
例えばお風呂もシャワーではなく湯船に浸かり、ちょっと高めの入浴剤などで心地いい入浴時間を堪能するでもいいだろう。好きな音楽を聴いて心を癒すでもいい。星空を眺めて心をリフレッシュするでも、エステに行くでも何でも構わない。
自分への接待で大事なのは、「自分を大事にしている感」です。それがあると自己肯定感の向上にもなります。
自分の身体を大事に扱うとなんだか特別扱いされている感じがしていいものですよ。
一人になる時間を作る
次は「一人になる時間を作る」です。
一人でゆっくりリラックスする時間をとることで、その日にたまった疲れやストレスを癒すことができる。また誰にも邪魔されずに集中できるようになり、作業の効率もアップする。
誰かと一緒にいるより、一人でいる時の方がのびのびとリラックスできますよね。
心理学では自分の部屋などの個室で1人でいるのはもちろん、全く知り合いのいないカフェなどが心からリラックスできる空間だそうだ。
でもカフェとかは他人が近くにいますから、気が散るんじゃないか?と疑問に思うが、それは心配ないと著者は言う。
なぜなら誰もあなたを気にしないから。人と一緒にいて疲れるのは役割を求められるからだと。上司といたら部下としての、友達といたら友達としての、恋人といたら恋人として求められる対応をしながら1日を送っている。
赤の他人なら何の役割も求められないから気兼ねなくリラックスできるわけですね。その空間にもし知り合いが現れたら、一気に緊張するのが想像つくだろう。
日中は仕事が活発に動いている状況で、どうしても役割から完全に離れられないことが多い。やはり役割から解放された夜の一人時間の方が休息効果も集中力も上がるだろう。
まとめ
- ただいまを言ってスイッチをオフにする
- 1日の決断を振り返る
- カバンを空っぽにする
- うまくいかなかった日はリセットする
- 人間関係の疲れを解消する
- 今日出会った人に感謝する
- 自分への接待をする
- 一人になる時間を作れ
夜はオフの時間だ。身も心もしっかりと緩めて翌日への活力を回復させるための大切な時間だ。ただ重要なのがオフにも過ごし方があるということだ。夜のオフは翌日のオンに向けて調整するためにある。
この本には結果を出し続けている人が共通して実践しているワークが多数収録されている。結果を出したい人はぜひ手にとって集中力がアップしている夜の一人時間に読んでみるといいだろう。下にリンクを貼っておくので気になった方は覗いてみてくれ。
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