今回は「体中に炎症が起こる最悪な食べ物」と題しまして科学的根拠に基づいて体中に炎症を引き起こし、私たちの体中を燃やしてしまう危険な食べ物について解説していきたいとおもいます。
炎症が体に悪いというのはみなさんどこかで一度は聞いたことあるのではないでしょうか?それにもかかわらず多くの人は体中に炎症を引き起こしてしまう最悪な食べ物平気な顔をして食べているという現実があるんです。
それはなぜかというとやはり炎症というものがいかにやばいのかということを心から納得できていないからだと思います。
というわけで今回は炎症というものがどれだけヤバいものなのかを説明し、その上で体中に炎症が起こる最悪な食べ物を紹介しこれらのものを遠ざける生活を目指していきましょう。
ということを提案させていただきます。ではまずは私たち現代人の苦しみの根本にある文明病という概念からお伝えしていきたいと思います。
1つ目現代人を苦しめているものの正体は何かということについて、2つ目で体中に炎症が起こる最悪な食べ物について、3つ目で体中の炎症を癒す最強の食べ物について解説していきたいと思います。
1つ目 現代人を苦しめているものの正体は何か
さて現在は2型糖尿病、高血圧、脳卒中心、血管疾患などなど私たち人類は世界的にさまざまな健康問題を抱えております。昔と比べると医療技術が格段に進歩しているにも関わらず私たちは未だに様々な病気に苦しめられているという現実があります。
むしろ糖尿病、高血圧、心筋梗塞、脳卒中、肺がん、肝硬変などの生活習慣病に罹る人は医療技術の格段の進歩にもかかわらず、現在世界中でどんどん増えているんです。
また皆さんの中には具体的に糖尿病といった病名がつく病気ではなくても、なんだかいつもだるいとか、なんだかいつも集中できないとか、なんだかいつも倦怠感があるとか、頭がもやもやする、メンタルが落ち込みがちであるなどと言った不調を抱えていらっしゃる人が結構いるかと思うんです。
なんで現代人はこんなにも苦しめられているのでしょうか?
文明病の存在
その謎を解き明かすキーワードは文明病でございます。鈴木優さんのベストセラー「最高の体調」という本の中では朝起きて体調が悪いのも、ディスクについてもやる気が起きないのも、いつも疲れきっているのも、夜なんとなく不安になってしまうのもあなたが悪いんじゃないんだと、文明病が原因なんだということが述べられております。
文明病とは近代社会の変化によって引き起こされる、現代に特有の病気や症状のことを指しております。
例えば肥満が挙げられます。そもそも古代では肥満の人なんて存在しなかったんです。常に飢えているのが当たり前の厳しい環境だったので太るなんてことはそもそもあり得なかったわけです。
しかし現在はどうでしょうか?飽食の時代に突入し、たべものがあり余るようになってくると世界中の人がどんどんどんどん太り始めており、肥満が世界的問題になっていったんです。
また現代ではメンタル疾患を抱えている人がかなり多くなってきております。日本でもおよそ10人に1人がうつ病とされていますが、それかなり多いですよね。
ところがですよ古代にはメンタル疾患なんてほとんど存在せず、うつ病をはじめとしたメンタル疾患はまさに現代国有の病気、すなわち文明病であると言えるでしょう。
その他の集中力の低下とか慢性疲労とか意志力の低下も文明病が原因であると言われています。
名著「GOWILD 野生の体を取り戻せ」という本の中でも文明病という考え方が強調されており、この文明病と進化という2つの概念を結びつけると、現在なぜ世界にたくさんの病気が存在しているのか、現代人はなぜ多くの病気で苦しんでいるのかということの理由が説明できるんだと著者は本書の中で述べていらっしゃいます。
ここまで聴いてねなるほどなあと、現在広がっている生活習慣病やなんだか体の調子が悪いといった謎の体調不良は文明病が大きな原因なのかと。まあまそれは何となく今まで聞けばわかるよと。
じゃあその文明病とやらから逃れるには一体どうすればいいのかと思う人が結構いるかと思います。それが今回のテーマ炎症でございます。
炎症について
鈴木優さんの「最高の体調」名著の「GO WILD」という本の中では文明病を引き起こす大きな原因は炎症であると述べられているんです。だから炎症を取り除けば多くの文明病から解放されるというわけなんです。
現代人は体内の炎症レベルが非常に高いといういうことが研究によって分かっております。そして長生きできる人の共通点は体内の炎症レベルが低いことであるということも慶応大学医学部によって行われた調査によって判明しております。
簡単に言ってしまえば、さまざまな不調の原因である文明病の背景には炎症があるんだと、だから炎症直そうぜと、そして炎症治すためにまず炎症を引き起こすような最悪な食べ物を食べるのをやめましょう、というのが今回の記事の主張でございます。
さて皆さんは最近炎症がヤバい、炎症がヤバいと巷で言われているのを結構耳にしないでしょうか?
炎症とは傷や感染、アレルギーなどの反応によってその影響を受けた場所が赤く腫れて熱を持ち、痛みを感じたりする状態のことを指します。
しかし炎症それ自体は重要な生理反応で、なくてはならないものになります。例えばあなたが転んで膝を強く打つとそこが赤く腫れますよね?それは体内で血液や白血球がケガをした部分に押し寄せていき、修復作業を始めているからであります。
このように何かケガをしてそこが腫れるといったものは急性の炎症と呼ばれます。この急性の炎症は様々な外傷や病原菌から私たちの体を守るために、私たちの体にもともと備わっている重要な機能です。
しかしで問題なのは急性の炎症ではなく慢性的な炎症でございます。慢性的で長く続いてしまうような炎症は糖尿病、心臓病、肥満などの病気のリスク増加に関連しているんだということが研究によってすでに明らかになっています。
また慢性的な炎症は体重の増加にもつながっていると言われておりますので、ダイエットをしたいという人がまずやるべきことは、身体に起こっている炎症を取り除くことであるというのはよく言われていることです。
さらに慢性的な炎症は脳のパフォーマンス、特に学習能力、記憶力、注意力を損なってしまうということが証明されております。
ですからなんだかいつも眠たいとか集中力が全然続かないという人、なんかぼーっとするという人、頭の中がもやもやするという人は慢性的な炎症が起こっているからかもしれません。
さてここまでで慢性的な炎症が悪いということは十分に分かって頂けたと思いますから、これらを取り除いていく方法について紹介していきたいとおもいます。
炎症を取り除くには
なぜそもそも慢性的な炎症が起きてしまうのでしょうか?それには私たちが口にする食べ物が大きく関係しているということが研究によってすでに判明しております。
私たちが口にするものというのは当然ながら身体に大きな影響を与えます。私たちがどんなものを食べるのか、どんな栄養素を摂取したのかということは、体が敏感に感じ取って私たちの体はその一つ一つにきちんと反応するんです。
食べた物によって体が大きな影響を受けているというのは見て確かめることができませんから、その重要性が認識しづらいかもしれませんが膨大な研究によって食べ物こそが体調を整える肝であるということはすでにわかっていることになります。
食べ物によっては私たちの体に炎症を起こすものもあれば、また別の食べ物は私たちの炎症を直してくれます。ですから私たちが炎症を治したいと思った時にやるべきことは体に炎症を起こす食べ物を避けて、体を炎症を治してくれる食べ物を食べるというシンプルな方法でございます。
次に炎症を引き起こす食べ物について紹介し、その次では炎症を減らしてくれる食べ物についてご紹介していきたいと思います。
その前に極めて重要だった1つ目の内容をまとめておきましょう。
ポイント1
昔に比べると医療技術学校格段に進歩したにも関わらず私たちは未だにさまざまな病気に苦しめられている。その原因は文明病であり文明病を治すには炎症をなくすことが極めて重要である。
ポイント2
炎症とは傷や感染アレルギーなどの反応によってその影響を受けた場所が赤く腫れて熱を持ち痛みを感じたりする状態である。急性の炎症は必要だが、慢性的な炎症は私たちの体を蝕み病気や体重増加、脳の機能低下などを引き起こす。
ポイント3
炎症を取り除くには炎症を引き起こす食べ物を避けて炎症を打ち消してくれる食べ物を食べればよい。
それでは次に体中に炎症が起こる最悪な食べ物について解説していきたいと思います。
体内に炎症が起きる最悪な食べ物
先ほどは現代人のさまざまな体調不良の根本には文明病があるから、文明病を引き起こす炎症をなくそうという重要なお話をしてきました。そして炎症を無くすには炎症を引き起こす食べ物を避け、炎症を抑える食べ物を食べることが重要なんだとお伝えしてきました。
というわけで次はこれだけは避けて欲しいという体中に炎症が起こる最悪な食べ物をご紹介していきます。
炎症を起こす最悪な食べ物5選
まず皆様が理解しやすいようにこれから紹介する炎症を引き起こす食べ物を最初にまとめて発表しておきましょう。
体中に炎症が起こる最悪な食べ物、1ポテトチップス、クラッカー、その他加工されたスナック食品。2ケーキやクッキーなどの加工された焼き菓子。3揚げ物などの高温で調理された食品。4砂糖やブドウ糖果糖液糖を多く含む食品。5炭酸飲料やフルーツジュースなどの糖分を多く含む飲料。
さてさていかがでしょうか?いかに体に悪そうなものばかり、炎症を引き起こしそうなものばかりですよね。いつものようにこれらを一つずつ取り上げて具体的に説明してもいいんですが、そうすると記事が長くなりすぎてしまい、みなさんもちょっと退屈してしまいそうですから、詳しくは説明しませんがこれら全てが炎症を引き起こしてしまうということにはしっかりと科学的根拠がありますから安心してください。
これらのものはすべての人にとって炎症を引き起こす極めて悪いものですから食べるのをできるだけ避けていただきたいと思います。
一部の人に炎症を引き起こす食べ物3選
さてではこれらに加えてで体中に炎症が起こる最悪な食べ物として今回具体的に説明したいのが1ナス科の野菜。2乳製品。3グルテンの3つになります。これらはすべての人に対して炎症を引き起こすわけではないと言われていますが、一部の人はこれらに対してアレルギーがあり、それが不調の原因とされております。
ですから、ナス科の野菜や乳製品やグルテンを一定期間やめて頂き、体調がどのように変化するのかをぜひ一度ご自身の体で検証してみて欲しいですし、ナス科の野菜や乳製品やグルテンを止めたことによって体調がすこぶる良くなったのならばあなたはこれらのものにアレルギーがあったということになります。
では順番に一つずつ取り上げて少しだけ解説しておきます。
まずは一つ目の体中に炎症が起こる最悪な食べ物のナス科の野菜について解説していきます。ナス科の野菜と言われて皆さんピンときますか?ナス科の野菜とはトマト、ナス、唐がらし、ピーマン、パプリカ、などでございます。
実はこのナス科の野菜に含まれるレクチンが炎症を引き起こす可能性があると言われています。「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」という本の中では科学的研究を基にナス科の野菜に含まれるレクチンが炎症を引き起こすんだということが書かれております。
ただしこのレクチンにどの程度敏感であるかは人によって異なり個人差があるんです。敏感な人もいれば別に食べても大丈夫だよという人がいるわけです。
でもナス科の野菜に敏感な人は口がチクチクする、発疹または蕁麻疹、かゆみ、顔や舌やのどの腫れ、呼吸困難または胃腸障害、めまい立ちくらみ、頭がもやもやする、肌荒れ、偏頭痛などの症状が出るそうです。
ナス科があなたにどのような影響を与えるのかを確実に知っておくためにナス科の野菜を2週間食べない期間を設けて、自分の症状がどう改善するかを確認するように研究者は勧めております。
そして影響がよくわからない場合はそれらを食事に一旦戻して症状が悪化するかどうかをぜひ確認してください。もしかしたら今あなたが感じている謎の体調不良はナス科の野菜が原因かも知れませんので、2週間食べずに体調がどう変わるかをチェックする価値は十分にあるかと思います。
それでは次2つ目の体中に炎症が起こる最悪な食べ物乳製品について解説していきたいと思います。
さて乳製品と炎症の間の関連性についてはいまだに議論中であり、完全な結論は出ていないようですが、一部の人々にとっては乳製品はアレルゲンとなるため炎症反応を引き起こす可能性があるとされています。
これもさっきのナス科の野菜と同じく一定期間食べない期間を設けてみるのも良いかもしれません。
それでは次3つ目の体中に炎症が起こる最悪な食べ物、グルテンについて解説していきたいと思います。
最近ではグルテンフリーという言葉をよく耳にするようになりました。その理由はグルテンを摂取するとこのグルテンが体のいたるところでエラーや炎症を引き起こしてしまうとされているからです。
グルテンは特に小麦に多く含まれる植物性タンパク質で、食品に粘りや弾力を与えパンやパスタなどの美味しさの要素になっているものであります。他にもラーメンやピザ、お好み焼き、パンケーキ、焼き菓子のほか、天ぷらの、衣カレーのルーなどの加工食品にもグルテンは含まれております。
しかしこのグルテンによって腸に炎症が起こりやすくなる体質の人がいるそうです。
ではグルテンはなんで炎症の要因になってしまうのでしょうか?グルテンは粘りや弾力のもとになりますが、私達の体に入ると同じように栄養素を吸収する腸の絨毛(じゅうもう)という部分にひっついて固まり、そこで炎症を起こすとされております。
グルテンフリーとはグルテンが含まれる食べ物を食べずに、米やそば、肉魚、野菜果物を中心にした食生活を送ることです。
世の中にはグルテン不耐症という小麦の消化吸収がうまくいかず体の中に炎症を引き起こしやすくなる症状を持っている人が、結構多くいると言われています。
アメリカの著名な神経科医デビットパールマター氏が書いた「いつものパンがあなたを殺す」と言う世界的ベストセラーの本の中でもその危険性が指摘されております。
また本間良子先生の「長生きしたけりゃ小麦は食べるな」という本の中でも小麦がすべての不調の原因であると、たった3週間の「脱小麦生活」であなたの体に奇跡が起きます、ということが書かれております。
他にもグルテンの危険性を指摘している本や論文をここでいちいち挙げていくとキリがありませんからこの辺で止めておきますが、もしあなたが今何かしらの体調不良を抱えていたり、アレルギーがひどかったり、お腹の調子がいつも悪いといった症状を抱えているいるのなら、一度グルテンフリーを試してみる価値は大きいと思います。
それでは一度内容をまとめておきましょう。
すべての人に炎症を引き起こす最悪な食べ物を5つ紹介しました。1つ目はポテトチップス、クラッカー、その他加工されたスナック食品。2つ目はケーキやクッキーなどの加工された焼き菓子。3つ目は揚げ物などの高温で調理された食品。4つ目は砂糖やブドウ糖果糖液糖を多く含む食品。5つ目は炭酸飲料やフルーツジュースなどの糖分を多く含む飲料でした。
そして一部の人に炎症を引き起こす最悪な食べ物を3つ紹介しました。1つ目はナス科の野菜。2つ目は乳製品。3つ目はグルテンでした。
それではラスト、体中の炎症を癒す最強の食べ物について解説していきたいと思います。
体中の炎症を癒す最強の食べ物
さて前項では体中に炎症が起こる最悪な食べ物を紹介しましたので、次はこれらの逆で体中の炎症を癒す最強の食べ物を紹介していきたいと思います。
まず同じように皆様が理解しやすいように、これから紹介する炎症を癒す食べ物を最初にまとめて発表しておきます。
炎症を癒す最強の食べ物、1全粒穀物。2くるみ。3脂っこい魚
ではそれぞれ具体的に一つずつ取り上げて解説していきます。
記事が長くなってきましたので解説は本当にサクッとにしておきますが、科学的根拠はきちんとありますから安心して読んでください。
まずは1つ目の炎症を癒す食べ物は全粒穀物でございます。白米や白い小麦といった精製穀物が炎症を引き起こすことがわかっている一方で、全粒穀物が豊富な食事は全身性炎症を軽減することができるということがわかっております。
ですから穀物を食べるのならば皆さん精製穀物を食べるのではなく、全粒穀物を食べるようにしましょう。
それは次2つ目の炎症を癒す食べ物、くるみについて解説していきます。さてナッツは全般的に炎症を減らしてくれる素晴らしい食べ物です。中でも特にくるみは強力な抗炎症作用を持つオメガ3脂肪酸であるアルファリノレン酸というものが最も多く含まれているため、他のナッツよりも炎症を癒す効果が高いとされています。
最近の検証結果からは、クルミを毎日食べるといくつの炎症性バイオマーカーの濃度が低下するということがわかっておりますのでぜひ皆様くるみをよろしくお願い致します。
それでは次3つ目の炎症を癒す食べ物脂っこい魚について解説していきたいと思います。さて、いわし、サーモン、サバンなどの油がたっぷりと入った脂っこい魚には炎症を減らしてくれる良質な脂質が含まれていることが分かっておりますから、ぜひ積極的に食べてほしい食べ物になります。
というわけで本当にサクッと解説しましたが、全粒穀物、くるみ、脂っこい魚の3つをよろしくお願い致します。
▼私も食べているクルミのリンク貼っておきます。よかったらどうぞ。
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またこれら3つ以外にもオリーブオイル、緑の葉野菜などにも炎症を減らす効果が認められておりますから、ぜひこれらもよろしくお願い致します。
それでは上記の内容をここら辺でまとめておきましょう。
体中の炎症を癒す最強の食べ物を合計5つ紹介しました。1つ目は全粒穀物。2つ目はくるみ。3つ目は脂っこ魚。4つ目はオリーブオイル。5つ目は緑の葉野菜でした。
総まとめ
それでは本日のハイライトです。
現代人を苦しめているものの正体は何か?ズバリ文明病である。そして文明病の背景には炎症があるということを説明し、炎症が起こる最悪な食べ物3、炎症を癒す最強の食べ物をご紹介させていただきました。
さてさていかがだったでしょうか?皆様本日は文明病や炎症の説明に始まり炎症を起こす食べ物、炎症を抑える食べ物を具体的に解説してきました。さまざまな科学的知識を盛り込んだため非常に情報量の多い記事となってしまいすみませんでした。ですが本日の記事を見ることによって少しでも皆様の体内の炎症が静まり謎の体調不良から解放される人が増えれば頑張って書いた甲斐があり私はとてもうれしく思います。