【書籍】「成功する男はみな、非情である。」をわかりやすく解説【要約/いつか】

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今回は多くの成功者たちをインタビューしてきた作家のいつかさんの書かれた「成功する男はみんな非情である」を解説していきます。

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この本は一言でいうと、きれいごとだけではない成功者たちの非情な部分が書かれた本だ。成功者ほど素晴らしい人格を持っている人が多いイメージもあるが、そういう一面ももちろんあるが常に流されるお人よしは成功はできない。

例えば会社に必要のない人材をリストラ解雇する時というのは感情に流されていてはとても出来ないだろう。場合によっては家族がいるとか子供の学費が払えないとか、いろいろ言われそうです。

しかし大切なものを守るためには非常になって人をクビにしなければならない時もあるわけだ。そして面白いことに心理学者のケヴィンダットン先生はサイコパスが最も多い職業は経営者だと言っている。

今回の記事を最後まで読めば、そんな成功者たちの非情な一面を知ることができるだろう。

常に左右されずに決断する

1つ目は「常に左右されずに決断する」だ。

さっきの話の続きだが、成功者は感情に左右されずに合理的に判断する人たちだ。

ほらゾンビ映画でよく仲間がゾンビにかまれて感染しそうになってしまう場面があるだろう。そんなとき成功者はどうすると思う?

真っ先に噛まれたやつを撃つか追い出す。冷徹に思われるかもだが、冷徹ではなく愛情深いんだ。だってそうしなければ本当に大切なものを守れないだろう。

それは会社が赤字になり、大量にリストラする時もそうだ。特に会社はドラマや映画と違って情に流されて情けをかけると潰れる。事実をしっかりと見て必要なものと不必要なものを見極めることが大事なんだ。

つまり真実を真正面から受け入れているんだな。

スティーブジョブズがアップルに返り咲いたとき何をやったか知っていますか?

まずはくだらない製品と必要のない部下を切り捨てたんだ。ある意味他の誰も「憎まれる」からできなかったリストラをジョブズはやった。そうやって徹底的に無駄な物を失くして、最少人数のスタッフにとどめたんだ。

もちろん恨まれただろうな。でもときにはこういった汚れ役を買って出るのも成功者なんだ。なぜならそれが自分の叶えたい夢を実現させる合理的な方法だからだ。

成功に邪魔なものを捨てる

次は「成功に邪魔なものを捨てる」だ。

人生を変えるのにまずおこなったほうがいいのが、身の回りの人間関係を変えるということだ。

有名な話しだが、起業家であるジムローンは「あなたの周りの5人の平均があなたである」と言った。だからもし自分の身の回りに5人アルバイトがいるのなら、あなたもおそらくアルバイトなのだ。

そして身の回りに社長が5人いるのなら、あなたも社長。売れっ子俳優が5人いるのならあなたも売れっ子俳優ということになる。類は友を呼ぶのだ。

でもなんでこうなるんでしょうか?

答えは話が合わないからだ。これは本当に辛い話なんだが、成功するためには自分のレベルを上げていかなければならない。そうやってレベルが上がっていくといつまでも同じ昔話をする人とは話が合わなくなる。高校3年生と小学1年生では話が合わないのと同じだ。

なんせ大人になると勉強しない人が殆どだからな。だから成功者は孤独なのだ。

では今から成功するためにはどうすればよいか?それはもし自分の身の回りに尊敬できる人がいないのなら、付き合う人180度変えるんだ。もう友達とつるまない。

成功者は非常なのだ。大事なもの以外は全て捨てて、身軽になることがまず成功するためのファーストステップになる。そんなことをすると友達は言うだろう。「あいつは変わった」「勘違いしてる」「金に目がくらんでいる」

そう「あいつは変わった」と言われたらいい兆候だ。

成功に近づいていると思っていい。逆に「いつも変わらないね」と言われたら同じレベルということだ。youtuberのヒカルさんも youtube をやる前にまず友達の連絡先を全て消したと言っている。つまるところそれでも成功したいかどうかということになるだろう。

さああなたはどうする?選択だ。友達とぬくぬく生きていくのか、孤独になって成功者と生きていくのか、それはあなた次第だ。

付き合うべき人とそうではない人を瞬時に見抜く

次は「付き合うべき人とそうではない人を瞬時に見抜く」だ。

当たり前だが、あなたが孫正義さんに会うことはできないだろう。本田翼さんに会うこともできない。今それはシンプルに相手があなたに会うメリットがないからだ。

そしてあなたがアイドルや有名人と会いたいのは会うことで、あなたにメリットがあるからだ。美女を目の前にすることでテンションやモチベーションがあがり、成功者に会うことで少しでも得な情報やモノを手にできると考えているからだ。

みんなそうだ。人は「誰かに会いたい」という時、「自分の話を聞いてくれるから」とか「落ち着くから」とか理由はさまざまだが、自分が得できるから会うわけだ。

そして時間は限られている。わざわざ自分の大切な時間を割いてまで、会う価値があるのかを考えるのは当たり前だ。

これは特にビジネスではそうだ。誰かが誰かに会うとき互いにメリットをシェアし合う関係が基本だ。そして、成功者は付き合うべき人とそうでない人を瞬時に見抜く。だから基本的に成功者は同窓会にはやってこない。中学校の同級生とも合わなくなる。理由は言わなくても分かるでしょう。価値を感じないからだ。

めちゃくちゃ損得勘定ですが、なんとなくノリで会っていたら、時間がなくなるからな。だから成功者は会う合わないの判断がめちゃくちゃ厳しいのだ。

成功者はストイック

次は「成功者はストイック」だ。

さっき価値がなければなかなか成功者は会ってくれないという話をした。そんな成功者は自分にも厳しい。

成功者と言われる人たちはみんな並外れた読書家だし、中には「成功するまで彼女を作らない」とか「糖質を食べない」「毎朝5時に起きる」「夜更かしをしない」「毎日筋トレをする」「お酒とタバコやらない」「食事を1日1~2食の小食にする」みたいな事を平然とやっている。

例えばソフトバンクの孫正義さんは、高校大学時代に1日18時間勉強したという。アメリカに留学した19歳の頃、1日5分で一つビジネスのアイディアを毎日考えて、その内の1つである音声付きの翻訳機で1億7千万円を稼いだ。

普通の人からしたら、「なんでそんなにストイックなの?」「もっと楽に生きろよ」と声をかけたくなるかもしれないが、成功者はそういう奴を無視する。自分の目的達成のために邪魔だからだ。

こんな風に常軌を逸したストイックさを持つのが成功者なんだ。すべては叶えたい目的のためだ。

しかし息抜きをするところではしっかりとハメを外す。そして一瞬羽を伸ばして休んだらストイックな毎日を生きる。こういうストイックさを持っているのが成功者の特徴なのだ。

表面上は礼儀正しい

次は「表面上は礼儀正しい」だ。

成功者はとにかく礼儀正しい。これはクリスティンポラス先生の書かれた「礼儀正したこそ最強の生存戦略である」という本にも書かれていることだが、礼儀正しいことのメリットは計り知れない。

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勉強すればするほど人は礼儀正しくなっていくのだ。

でも成功者は非情なんじゃないか?

ヒントは「腹のなかでバカにしていても、こいつに礼儀正しくした方が得だと思ったらすごく礼儀正しくできる」というところだ。世界的な成功者は決まって礼儀正しく、頭を下げることをいとわない。

松下幸之助さんは相手が見えなくなるまでいつまでも手を振っていたという。とてもいい人に見える。

しかし心の中では何を考えていたかは分からない。

なぜ礼儀正しいのかというとむやみに敵を作らない方が良いこと、そしていざというときに使えそうな人には手を打っておくという2つの理由があるのだ。

ビジネスでは敵を作らないことが大切だ。だから礼儀正しい人というのは実はとても強い人でもある。合理的に考えて得だから頭を下げる、謝れる。腹の中でどう思っているかは関係ない、最初と同じ合理的にそれが得だからやるのだ。

成功者は闘争本能を持ち続けている

次は「成功者は闘争本能を持ち続けている」です。

男というものは子供の頃から競争だ。100m 走で競い合い、ポケモンやデジモンで強さを競い合い、喧嘩で腕っぷしを競い合い、テストの点数で競い合い、どれだけモテるのかで競い合う。

そして社会人になると、どれだけ仕事ができるのかで競い合うようになる。社長であれば売上高で競い合う。

しかしほとんどの人は組織や社会でしつけられているうちに、だんだんと丸くなってくる。「俺の人生はまあこんなもんだよ」と弱気になる。

だが成功者たちは闘争本能を捨てたりしないのだ。ずっとメラメラと燃えるような闘争本能を持っている。だから多くの成功者たちは子供っぽい。

表面的には紳士でクールな感じだが、心の中は原始的な闘争本能が燃えたぎっている。そして何度も何度もさらなる高みを目指して、自分よりも大きなものに挑もうとする。

そんな闘争本能が失せたら、もはや男ではないとこの本には書かれている。

人をあてにしない

次は「人をあてにしない」だな。

よく社員や部下に期待しすぎる人がいるが、成功する人は期待することはあっても、あてにすることはない。

というのは、ほとんどの事は相手次第だからな。どれだけ一生懸命「働いてくれ」と頼んだところで相手は変わらないだろう。

それに人は急に辞める。人をあてにすると、その人が「辞める」と言った時にガクッとショックを受けたり、引き留めようとしてしまうだろう。

それは弱い。それよりも相手が辞めても上手くいくようにしておくことが大事なんだ。つまり人をあてにしなくてもいい状態にしておく。そうすれば人が辞めるという時も何事もなかったように「わかった」と表情を変えることなく言えるようになる。

これは感情がないように見えるかもしれないが、いちいち辞める時に引き留めてくる方が鬱陶しいだろう。人はコントロールできない。だから成功者は人に依存しないし、誰かが辞める時も引き止めない、それが合理的だからだ。

すぐに行動する

最後は「すぐに行動する」だ。

IDMの会長であるルイスガースナーさんは、「間違えたとしても、動きが遅すぎたためのものより、早すぎたためのほうがいい」と言っている。

この通り成功者たちはすぐに行動する。なぜかわかりますか?

それは合理的だからだ。成功者は合理主義者だ。

チャンスというのはすぐに飛びつかないと次の瞬間にはなくなってしまうものだ。この本には「モテるモテないも実は同じだ」と書かれている。

モテる奴はとにかく行動力がすごい。可愛いと思ったらすぐにアプローチをかける。失敗したら別の女の子を探す。女の子と別れる時も早い。これはダメだと思ったらスパッと別れる。とことん合理的で無駄なことは一切やらない。

つまりスピード感を持って合理的に判断して生きているわけだ。だからメールの返信とかも早い。そして相手にも即返信を求める。使えないと思ったら連絡しない。お金にならない仕事はそれ以上入らない。とにかくなんでもスピード感を持って行動するのがいいだろう。

まとめ

  1. 成功者は非情な一面を持っている
  2. 常に左右されずに決断する
  3. 成功に邪魔なものを捨てる
  4. 付き合うべき人とそうではない人を瞬時に見抜く
  5. 成功者はストイック
  6. 表面上礼儀正しい
  7. 成功者は闘争本能を持ち続けている
  8. 人をあてにしない
  9. すぐに行動する

本当に凄いですよね。でもなんでこんなに頑張れるんでしょうか?それは使命を持っているからでしょう。

つまり自分はこのために生まれてきたという感覚だ。そして何かを成し遂げるためにはヒトの一生は短い。ウォルトディズニーはディズニーランドができる前に亡くなったし、ジョブズも iphone 4s が出る間際になくなっている。

しかし2人とも今も多くの人を喜ばせている。この短い時間で何かを成し遂げるにはお人よしではいけないのだ。いつも通り下記に書籍のリンクを貼っておくので人生を変えたいと本気で思う人はクリックして購入してみてくれ。

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