今回のテーマは機嫌よく生きる秘訣ということで、
どうしたら毎日を機嫌よく生きられるのかっていう内容です。
いつも通りやることはいたって簡単ですので、
是非最後までご覧ください。
ところで突然なんですけど、
この人とは一緒に居たくないと思われる人、
それはどんな人だと思いますか?
答えは不機嫌な人。
意地悪な人だったり嘘つき、下品な人とかいろんな人がいますが、
この人とは一緒にいたくないと思われる人は、
ダントツで不機嫌な人なんだそうです。
「人間の最大の罪は不機嫌である」なんてゲーテも言っていますけど、
不機嫌な人が一人いるだけで、ものすごく気を使うし、
その場の雰囲気も台無しになってしまいますからね。
では反対に一緒にいて心地いいと思われる人、
それはどんな人かというと、これはテキサス大学の調査なのですが、
結果はやはり、ご機嫌な人なんですね。
ご機嫌な人。
これをもう少し具体的に言うと、
「怒りのコントロールがうまい人」なのだそうです。
怒りのコントロールが上手いから、いつもご機嫌でいられるし、
周りの人からも好かれるって言うことですね。
つまり機嫌よく生きるのに一番大切なことは、「怒りのコントロール」
怒りのコントロールさえうまくできれば、ほぼ毎日ご機嫌でいられるわけです。
ではどうすれば怒りをうまくコントロールできるのか?
最近本屋さんに行くと、
アンガーマネジメントって言って、複雑な方法を使って怒りを抑える方法を
ちょくちょく見かけるんですけど、今回ご紹介する方法はそうではありません。
非常に簡単な方法です。たった一つのことを心に刻むだけ。
では何を心に刻めばいいのかっていうとこちらです。
「人間は不完璧な生き物」
人間は完璧ではないんですね。
人間は欠点があって当たり前。弱さがあって当たり前。
それからストレスでイライラしてしまう時もある。
でもみんな同じです。
人間は誰でももともと不完璧な生き物。
さらに人間とチンパンジーの遺伝子は
99%同じっていうこともわかっているんですね。
つまりチンパンジーより1%だけ頭のいい生き物の人間が、
現代は立派な人間として生きようとみんな必死にがんばっているわけです。
ではこの人間は不完璧な生き物っていう事実をしっかりと心に刻むと
どうなるのかというと、
「出来て当たり前」が「できなくて当たり前」に変わります。
そして、
「できなくて当たり前」と心から思えるようになると、
考え方がガラッと変わってきます。
例えば人生が思い通りにいかないとき、失敗が続いてしまったり、
運勢が悪かったり。
そんな時でも「できなくて当たり前」っていう前提の人は、
「うまくいかないこともたくさんあるけど、それでも私よく頑張っているよな」とか「偉いよなぁ」とか自分のことを認めたり、褒めたりできます。
それから他人に対しても「山田君が遅刻ばかりしてるけど、彼は彼なりに頑張っているんだよな、えらいな」とか許せたり、家族に対しても、会社ですぐに怒鳴る部長とかにも、優しくなれたりする。
それから不機嫌な人が目の前に現れても「この人とストレスがたまっているのかな」「人間そうゆう時もあるよな」というように、暖かい目で見てあげることが可能になる。
このように人間は不完璧な生き物。
「できなくて当たり前だ」っていうスタンスに立てたとき、
自然とイライラの種が消えていき、いつもご機嫌でいられる、
人に優しくなれる、自分にも優しくなれるって言うわけです。
ちなみになんですが
親がお医者さんだったり、先生だったりと厳格な親に育てられた場合、
心を病む人がとても多いって言われてるんです。
なぜかと言うと、それは「出来て当たり前」
という価値観を持ってしまうからです。
そのために自分の限界を超えて頑張ってしまったり、
それでもできないと自分を責めてしまったり。
それから他人に対してもすぐに良いとか悪いとかジャッジしてしまったり、
批判したり、「この店の店員の態度がなってないなー」とか
文句が出てきてしまったりする。
できて当たり前っていう前提の人は、
ストレスまみれになってしまうんですね。
このように出来て当たり前っていう価値観を持っている人を
専門的には完璧主義って言います。
よく耳にする言葉ですよね。
ちなみに今回ご紹介した方法はその反対で、不完璧主義の人は完璧主義の人の反対でちょっとしたことで自分を褒められるし、人も許せるし、ストレスの少ないご機嫌な毎日を過ごせるわけです。
さらに周りの人からも好かれます。
完璧主義の人が急に明日から不完璧主義に変わることは
なかなか難しいと思いますが、どんな人であっても、ことある事に
「人間は不完璧な生き物なんだ」と思い出したり、
「チンパンジーと1%しか違わない人間が立派に生きていこうと、
みんな一生懸命頑張っているんだ」とか寛容な目で世の中を見たり、
そんなことをしばらく続けて
「できなくて当たり前」っていう価値観が潜在意識まで浸透すると、
だんだん温和な性格になってきて、イライラすることも少なくなり、
毎日を機嫌よく生きていけるようになる、気楽に生きられるようになる
っていうことですね。