ライフシフト~100年時代の人生戦略~【要約/リンダ・グラットン】

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いきなりだが私たちは何歳までいきると思いますか?

私たちが大人になったときの平均寿命は100歳以上になっている。

平均寿命は年々伸びており、
2050年には100歳まで生きるのが
普通になっていると本書では述べている。

そうなると
年金がもらえる年齢は引きあがり、
80歳まで働き、晩婚化が進み、AIの技術の発達により
今やっている仕事はずっと続けることができなくなる。

今回の記事を読めば、
これからやってくる人生100年時代の新しい価値観や
生き方を知って、今やるべきことが明確になるだろう。

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私たちは100歳になるまで生きるようになる

1つ目は私たちは100歳になるまで生きるようになるだ。

さっきも言ったが私たちは100歳以上生きる可能性が高い。

2007年生まれの人が何年まで生きるか予想したデータがあり、
日本は先進国の中でもトップの107歳まで平均生きると予測されている。

ちなみに2050年の日本の100歳以上の人口は
100万人を突破する見込みだ。

なんでこんなに長生きできるようになったか、というと、
心臓血管系の病気やがんの対策が進んで、平均寿命が大幅に進んだからだ。

でも100歳まで寝たきりで過ごしたくないですよね?

これからは年齢を重ねても、
若いまま健康的に生きられる年齢が長くなるのだ。

実際に今の80歳は20年前の80歳より健康的だ。

つまり私たちは健康的に長生きできる期間が増えるわけだ。

一つの仕事をずっと続けることができなくなる

さて次は、一つの仕事をずっと続けることができなくなるだ。

さっきも言ったが私たちは100歳以上にまで寿命が延びる。

そうすると年金をもらえる年齢は引き上げられて、
生活費が必要になってくる。

つまり私たちは必然的に働く時間が確実に増えるということだ。

100歳まで生きるとしたら、
ほとんどの人は80歳まで働かなくてはならないと、
この本には書かれている。

ここで問題が起こる。

それは終身雇用の崩壊だ。

これからはIT化によってほとんどの仕事は
ロボットやAIが代わりに行うことになる。

つまりほとんどの人は必要なくなる、ということだ。

実際に100年前労働の大部分を占めていたのは農業だった。

しかし、今やオフィスで働く労働者が多くなり、近頃はテレワークが増え、
youtuberやインスタグラマー、仮想通貨投資家など新しい仕事が増えた。

こうした仕事の変化や入れ替わりが今後もっと早く起こるようになる。

そうなると大卒から80歳までひとつの会社で
働き続けるのは不可能なのだ。

実際トヨタが終身雇用は難しいと発言したり、キリン、
みずほ銀行など名だたる企業がリストラをしている。

つまり、今後は一つの会社で働いていくのは
不可能だとおもったほうがいい。

たしかに多くの職業が無くなっていきうが、
ウーバーやyoutuberのように新しい仕事もできてくる。

そこに合わせて生きていくんだ。

つまり、新しく生まれた仕事に転職するのだ。

本書では100年生き抜くためには、
いろんな会社を転々とする必要があると言っている。

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常に勉強して新しい仕事に転職していく

次は常に勉強して新しい仕事に転職していく、だ。

さっきも言ったように人生100年時代、
ひとつの会社で仕事をしていくことは不可能だ。

ちょっと前まであった、学生の時に勉強して社会人になって仕事をして、
60歳で引退するという「勉強→仕事→引退」の3ステージの時代が終わり、マルチステージの時代がやってくる。

例えば「勉強→仕事→勉強→仕事→引退」
こんな感じで細かくなっていくんだ。

つまり生涯で何度も勉強していろんな仕事につく必要があるわけだ。

芸人、事務員、サラリーマンなど
ずっとひとつの仕事を続ける時代が終わり、
時代に合わせて勉強していろんな仕事をする時代がくる。

そのためにはいつも勉強をしておく必要がある。

でもほとんどの人が何度も勉強をして、
仕事を変えられるとは思えないだろう。

そこで本書では、重要だと言っているのは「変化への対応力」だ。

いつか分からないが、今やっている仕事が
あっさりと機械にとって代わられる時が来る。

その時までに変化するんだ。

そのためには、過去に縛られずに新しいことを学んだり、
勉強したりして、新しい仕事に転職していかなくてはならない。

学生の時だけ勉強するという時代は終わり、
生涯を通じて勉強し続ける時代になる。

次は家を買わなくなり、結婚が遅くなる

次は家を買わなくなり、結婚が遅くなるだ。

少し前までは終身雇用が安定していたので、
自分たちがこれから歩む道を予測しやすかった。

だいたい60歳まで働けばどれくらいの預金があるか想定できた。

だからそろそろ結婚しようと考えたり、
ローンを組んで家を買おうと大きな決断できた。

だが人生100年時代は変化が激しいし、終身雇用もなくなる。

仕事もコロコロ変わる。すると仕事が安定しないから、
大きな決断がどんどん後ろ倒しになっていくんだ。

仕事がコロコロ変わる時代に家を買うと、職場を変えることができないし、
仕事をリストラされて家のローンを払えなくなる可能性がある。

結婚、出産、車もこれからの時代は足かせになるから、
どんどん先送りになる。

重要なのは、予測不可能な未来に対応するために、
どんな時代になっても生き残れる選択肢を残しておくことなんだ。

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無形資産が重要になる

次は無形資産が重要になるだ。

人生100年時代は有形資産より
無形資産のほうが重要になると本書では言っている。

有形資産は不動産や車など目に見えるもので、
無形資産は知識、健康、スキルなど目に見えないものだ。

この目には見えない無形資産を大事にできる人が、
人生100年時代を幸せに乗り切ることができると言っているんだ。

特に大切な無形資産が3つある。

1つ目は知識だ

例えば、本を読み、勉強してスキルや知識を身に着けたり、
仕事仲間を作ることが重要になってくる。

何度いうが人生100年時代は職業が何回も変わっていく。

そのためには何歳になっても勉強し続けなければならない。

できれば機械に代替されにくいものを勉強した方がいい。

2つ目は「健康・友人と家族」だ。

とにかく健康には気を付けなければならない。

50歳で病気になり働けなくなることは、
人生100年時代にはダメージが大きすぎる。

あとは友達だ。

100歳まで生きるのに友達がいないと孤独過ぎるだろう。

人は自分を理解してくれる人と
一緒にいるから孤独を癒すことができるんだ。

自分を理解してくれる友達というのは、
長い期間かけていろいろな経験を経て、
作り上げられる価値の高い資産なんだ。

ビルや家はお金で買えるが、友達は買えない。

小さい時から、この友達をしっかりと育てとかないと
100歳まで孤独で辛い人生を過ごすことになる。

3つ目は「挑戦する勇気を持つ」ことだ。

人生100年時代は大きな変化を余儀なくされる。

ずっと同じ仕事を続けていけないから、
そのたびに大きな変化を決意して進んでいかなくてはならない。

そのためには「変化への対応力」だ。

とにかく何歳になっても変化して適応していく勇気を持つことだ。

まとめ

私たちは80歳まで働き、100歳まで生きるようになる。

IT化によって仕事が減っていく。

1つの仕事をずっと続けることができなくなる。

・仕事が安定しないので、家を買わなくなり、結婚が遅くなる。


・常に勉強して新しい仕事に転職していく必要がある。


・健康を大切にしないと、何十年もベットで寝たきりになる。


・孤独で辛い人生を送らないために友達と家族を大切にする。


・新しいことに挑戦する勇気を持つ

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