あやうく一生懸命生きるところだった【要約/ハ・ワン】

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今回はフリーのイラストレーターである
「あやうく一生懸命生きるところだった」を解説します。

あやうく一生懸命生きるところだった

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この本は「一生懸命生きているのに関わらず、なんか報われない」とか
「自分は何のために頑張っているのだろう」と思っている人にお勧めです。

そういった気持ちになったことはないだろうか?

頑張っても誰も褒めてくれない、給与も上がらない。

そんなときは一度ブレーキを踏んで今進んでいる方向が
本当に自分の行きたい方向なのか確認してみるといいだろう。

もしかしたら「誰が一番お金持ちになるのか競争」や
「誰が一番出世するのか競争」、「30歳までに結婚するべき競争」

といった誰かが作ったレースの上を一生懸命走っているのかも知れない。

ゲーテは言った「人生は速度ではなく、方向だ」と。

あなたは今忙しくて考える暇もないまま、
全速力で他人が引いたレースの上を走っているのかもしれない。

この本の著者もそうだった。
一生懸命生きてきたのに全く幸せではなかった。

だから40歳を目前にして会社を辞め、
自分はどう生きたいのかじっくりと考えてみることにした。

今回の記事を読めば、
本当に生きるとはどうゆうことなのか見直すことができるだろう。

努力は必ず報われるわけではない

1つ目は 努力は必ず報われるわけではない、だ。

当たり前だが努力したからといって報われるわけではない、
努力は簡単に私たちを裏切る。

実際一生懸命やったのに結果がでなかったことがあるだろう?

逆に一生懸命努力しなくても報われる人もいる。

つまり、必死に努力したからといって必ず見返りがあるとは限らないし、
必死にやらなかったからと言って見返りがないわけでもない。

生まれつきの才能もある。

努力したからといって米津玄師や宇多田ヒカルの声になれる訳でもない。

しかし、努力するなということではない。

歌が上手くなりたい人はボイストレーニングして一生懸命努力すればいい。
足が速くなりたい人は、走る練習をすればいい。

ただ「その努力は必ず報われるわけではない」とそう言いたいわけだ。

この現実を受け入れれば、少しは生きやすくなるだろう。

何事も頑張れば叶うわけじゃない。けどやってみる。

そんな感じで気を張り過ぎずに生きてみるべきだ、
とこの本には書かれているんだな。

やる気がなくても働いていい

2つ目は、 やる気がなくても働いていい、だ。

よくどうやったら仕事のやる気を出せますか?
という質問を見かけるが、これはちょっとおかしい。

「やる気」は「愛情」みたいなものだ。

「 どうやったら仕事のやる気を出せますか?」というのは
好きでもない女性を目の前にして、

「どうやったら彼女のことを好きになれますか?」
と聞いているようなものだ。

どんなに努力したって好きじゃないものは好きじゃないし、
やる気がでないものはでない。

やる気は自らが作り出すものであって、
誰かに強要されて作り出すものではないんだ。

そもそもほとんどの人が働くのはお金を稼ぐためだ。

だからやる気がなくても好きでなくても働けばいいんだよ。

この世界の全員がやる気をもって好きな仕事をしている訳ではないしな。

「時間」と「労力」を使っているのにも関わらず、
さらに「やる気」まで要求してくるなんて
会社はちょっと欲しがり過ぎだろう。

やる気がないならないなりに、目の前の仕事を淡々とこなせばいい。

続けていれば好きになるかもしれないし、
やっぱり好きになれないかもしれない。

他にやる気を見いだせる仕事が見つかるかもしれない。

そしたらその時にやる気を注ぎ込めればいい。

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世間の風潮を捨てて自分らしく生きる

3つ目は 世間の風潮を捨てて自分らしく生きる 、だ。

この世の中には「年相応にこうするべき」という風潮があるだろう。

例えば「30歳までに結婚すべき」とか
「出世すべき」とか「子供は持つべき」とか。

最初はこの本の著者も、
他人の期待や世の中の風潮に合わせて生きようと頑張って見たそうだ。

頑張って出世してお金持ちになるため努力をした。

誰に見られても恥ずかしくない立派な人生を目指した。

だが努力は必ず報われるわけではない。

結局、出世はできなかったし、モテないし、人並にしか稼げなかった。

40歳なのに結婚もしてないし、車も持ってない。

みんなによく見られようと思えば思うほど苦しくなった。

そこで著者は周りの目を気にするのを止めて、
自分らしく生きることにした。

そもそも結婚したいわけではなかったし、車も欲しくなかった。

そして思った。

「本当に恥ずべきことは、この年になって何も持っていないことではなく、
自分なりのポリシーや方向性を持たずに生きていることだ」と。

何のために頑張っているのか、それが他人のためならば、
一度自分の生き方を考え直してみたほうがいいだろう。

人と比べてはいけない

4つ目は 人と比べてはいけだない、だ。

最も手っ取り早く不幸になる方法がある、
それは他人と自分を比べることだ。

今すぐ自分より稼ぎのいい人やイケメンの友達などを思い浮かべて、
そっと横に自分を並べてみよう。

誰かと自分を比べることで簡単に不幸になることができる。

だから私たちは誰かと自分を比べないように気を付けないといけないのだ。

でも他人が比べてくることもあるだろう。
「あの子は大手企業に入社したらしいよ」とかな。

だが考えてみてほしい。

私たちが比べてしまいがちなのは、いつも自分と近い存在だろう。

例えばビルゲイツやイチローがいくら稼いでいようが
自分と比べようと思わないだろう。

私たちが比べているのは、自分と同じレベルの人なんだ。

だから人に比べられそうになったら
「どんぐりの背くらべ」だと思って受け流せばいい。

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期待しずぎるな

次は期待しすぎるな、だ。

人生の心理として期待しすぎると必ずがっかりすることになる。

逆に期待せず見た映画がそこそこ面白かったりすることがある。

同じ映画でも期待していた人はがっかりして、
期待していなかった人は普通に面白かったという。

つまり期待と失望はセットなんだ。期待するから失望する。

これは映画に関わらず、すべてに対してそうだ。

大きな期待をせず生きれば、毎日が小さなラッキーの連続になる。

逆に期待しすぎると人生はつまらなくなる。

ほかの選択肢はないという執着を捨てる

6つ目は、ほかの選択肢はないという執着を捨てる、だ。

例えば「この仕事を首になったら終わる」とか
「この女性を逃したらもう結婚できない」と信じた瞬間悲劇は始まる。

それがダメだったらほかに選択肢がない、
と思い込んでいるから失望するんだ。

実際にこの著者は高校生の頃、
韓国で一番難しいと言われる大学に入学することに執着していた。

ほかの大学では意味がなく、
この大学に入学することだけが唯一の希望であり、
ほかに道はないと思い込んでいたんだ。

しかし残念なことに3回落ち、自殺を考えたそうだ。

これしかない。
これ以外に選択肢はない、と思い込んだものがダメだった時、
人間は絶望する。

結局7年かけて第一志望の大学に入学できたが、
大して人生は変わらなかった。

もちろんこの話は諦めずにチャレンジすれば夢は叶う、
というサクセスストーリーではなく、
ほかの選択肢はないと思い込むことがいかに愚かであるかという話だ。

たったこの一つの道しかないと信じた瞬間悲劇が始まるんだ。

執着しそうになったときは顔を上げて周囲を見渡そう。

他の選択肢がいろいろあることに気づく。

そうすれば余裕をもって生きることができるであろう。

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やらなかった後悔は後を引く

次は、やらなかった後悔は後を引く、だ。

やりたいと思ったがやらなかったこと、1つや2つないか?

この世の中は夢だけ見て行動しない人がほとんどだ。

夢をみて何も行動しなければ、何の痛みも味わわなくて済む、
だけど何年か経って「あれやっていたらどうなっていたかな」
と思い出して胸の奥が苦しくなるんだ。

だから「人生行動してもっと下手こいていこう」と言っているんだ。

私たちは失敗してもいいからもっとやらかすべきだ。

自分の心にしたがって動けば少なくとも誰かのせいにすることはない。

夢や恋が叶わなくともその行為には十分意味がある。

だから今よりも少しだけ、自分の人生に忠実になってみよう。

ダメな自分を認めたら自尊心が増す

8つ目は、 ダメな自分を認めたら自尊心が増す 、だ。

最近SNSでセレブやイケメンを見て自分卑下する人が多いように思う。

だが自分を卑下して生きるのは辛い。

そもそも自尊心が下がる一番の原因はなんだろうか?

一番の原因は「自分を過大評価している」からだ。

「本当は俺はもっとすごいんだ」と思っているからこそ、
理想と現実のギャップが大きくなりすぎて悩んでいるんだ。

だから現実の自分が嫌になり、自ら命を絶つ人もいる。

だが動物たちはほかの動物と比べ不細工だからと言って自殺しない。

ありのままを生きている。だからこそ自由に行動できる。

私たちも幻想を捨てて、ありのままの自分を認めないといけない。

自分は「まあこれくらいの人間です。でも悪くないな」という感じにだ。

そう思って自分を受け入れてあげると、自尊心が高まってくる。

お金のために自由を後回しにしない

最後は、お金のために自由を後回しにしない、だ。

この著者は仕事を辞めてから1年間あえてお金を稼がずに生きたそうだ。

人生で一度くらいは自由な暮らしを満喫したかったと言っている。

なぜお金を稼がずに生きたのかというと、
これまで「お金のため」に自由が奪われていると思っていたからだ。

年収300万の人も年収1000万の人も、
お金がまだまだ足りないと嘆いている。

つまり、お金のために自由を後回しにし続けたら、
私たちは一生自由になれない。

とはいえお金がないと生活できない。

ということで著者は、
今の生活を維持できる程度稼げればいいと思って働くことにした。

そうすれば必要以上に働く必要がない。

よくわからない未来のためでなく、現在の自由のためにお金を稼ぎ、
死ぬまで自由に暮らすのが目標だそうだ。

まとめ

努力は必ず報われるわけではない

・やる気がなくても働いていい

・人生マニュアルを捨てて自分らしく生きる

・人と比べてはいけない・期待しすぎるな

・ほかの選択肢はないという執念を捨てろ

・やらなかった後悔は後を引く

・ダメな自分を認めたら自尊心が高まる

・お金の為に自由を後回しにしない

もし今の生活になんか余裕がないと思っていたり、
何のために働いているんだろう?と悩む人は、

一度ブレーキを踏んで今進んでいる方向が自分の行きたい方向なのか、
確認してみるといいだろう。

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