なぜ、学ぶ習慣のある人は強いのか? 未来を広げるライフシフト実践術8選【要約/徳岡 晃一郎】

人生のヒントはこちら

今回はライフシフト社の社長で多摩大学大学院教授を兼任されている徳岡晃一郎さんの書かれた「なぜ学ぶ習慣のある人は強いのか 未来を広げるlife shift 実践術」を解説していきます。

なぜ、学ぶ習慣のある人は強いのか? 未来を広げるライフシフト実践術

新品価格
¥1,650から
(2022/1/28 19:12時点)

いきなりですがあなたはいつまでも今の会社で働けると思っていないでしょうか?

日本に定着している終身雇用制度の崩壊はもはや時間の問題だ。すでに日本の約半数の企業は終身雇用制度を維持していない。会社が定年まで潰れないとも言い切れないし、今の会社がずっと面倒を見てくれるとは思わない方いい。

最近ではサントリーホールディングスの新浪剛史社長が45歳定年制を敷いて、会社に頼らない姿勢が必要だと発言したことも話題になった。

仮に定年まで勤め上げたとしても年金にもはや期待できない、しかも現代人の寿命は延びていて私たちは今や人生100年時代を生きているとも言われている。60歳で定年退職した後は退職金や年金でのんびり余生を過ごすなんて理想はもはや無いに等しい。

今回の記事を最後まで見れば、これからの人生をどうを乗り越えていけば良いかを知ることができるだろう。

コロナ禍を好機と考えライフシフトする

一つ目はコロナ禍を好機と考えライフシフトする、だ。

2020年からのいわゆるコロナ禍はこれまでとは異なる変化をもたらしている。働き方に関するリスクを考えるようになった、将来のことを真剣に考えるようになった、こういう人は少なくないだろう。

だが変化を恐れる必要は全くない。むしろそんな時こそ人生の方向性を変える life shift の絶好機だ。

life shiftとは人生の節目に対して真面目に向き合っていくことだ。それは自分なりの生き方、働き方を自分自身で見出し、時には大きく方向転換もしながら自分らしく輝ける場所を見つけることだと言える。

ゲームが好きな人の場合、プロゲーマーを目指すとか会社に不満があるから個人でも稼いでいけるようにライターになるとかだ。これからの人生で最も若いのは常に今なんだから何歳になっても始めるのに遅すぎるということはない。

そしてコロナ禍は様々な困難をもたらしているが一方でこれまでなかなか進まなかった働き方改革を急速に実現させつつあるのも事実だ。この変化により自分の人生に改めて向き合う時間ができたと捉えれば、今こそが lifeshift を行う絶好のタイミングだろう。

世界が一変させた出来事をネガティブに捉えるのではなく、小変化を起こすチャンスだとポジティブに捉えることができれば、人生100年時代の風景は全く違うものになるはずだ。

下記は、無料のプログラミング学習&就職支援サービスです。 参加者の71.6%はパソコン初心者からスタートしておりますが、転職成功率は95.1%という実績があるそうです。気になった方は覗いてみてください👇

ライフシフトの鍵は40から50代

次は lifeshift の鍵は40から50代だ。life shift の鍵は40から50代が握っていると言っていい。

ライフシフトの実現には前向きな姿勢と学びの習慣が必要だ。20代の今だからこそ先のことを知ろうとしなければならない。

投資家のウォーレンバフェットは11歳のときから投資を始めていて、今では偉大な投資家として多くの人に知られている。将来どうすればいいかについて学ぶのも、とにかく早い方がいい。

話を戻すが平均的なサラリーマンは40代で役職などが頭打ちになって、社内での今後の目標や将来が描きにくくなり、50代になるとさらに仕事のエネルギーが低下していく。

一方で管理職になった人でさえも55歳になれば役職定年が待ち構えているから、それ以降のエネルギー低下は避けられない。会社によるが役職定年になると仮に課長や部長であってもその役職を退かなければならない。どんなに昇進しようとも会社が全てという人生を送っていると多くの人が最終的に仕事のエネルギーを失っていくだろう。

65歳まで同じ会社で勤め上げたはいいが、そこから新しいことを始めようにもそんなエネルギーは残っていないという人は少なくない。そして残りの35年という長い時間を豊かに過ごす余裕がなくなってしまう。

ゲームのクエストを全てやり込んで、しかもレベル max でゲームをクリアしたとしてすぐにまた同じゲームをはいって渡されても一から全てをやる気にはられないだろう。

重要なのはやりたいこと・やれること・生み出すこと

次は重要なのはやりたいこと、やれること・生み出すことだ。

これまで仕事の意欲を高めるためには、「やりたいこと」「やれること」「やらなくてはいけないこと」の掛け合わせが必要だと言われてきた。

だがたいていの人は上司から与えられる「やらなくてはいけないこと」の繰り返しだろう。life shift の大前提は受け身の姿勢を止めて、真の意味で豊かさを手に入れ、主体的に自分の人生をデザインしていくことだ。

つまり目的はあくまでも自分らしい人生の実現にあろう。そこでは中心に置くべきは「やりたいこと」と「やれること」のみだ。あなたがゲーム実況をするとして、視聴者に「そこはこうしたほうがいい」「こうやると効率がいいのに」「これもしろ」とかいちいち言われると嫌だろう。

ゲームを楽しみながらしたいですよね?仕事もできれば自分の好きなようにしたいはずだ。これからの時代「自分がやりたいこと、実現した夢は何か」「これまでの経験で培ってきたことをふまえて自分の能力は何か」の2つの要素を生かして、「そのための仕事を自分なりに生み出すこと」すなわち自己実現が重要だ。

プロゲーマーなんかは自己実現のわかりやすい例だろう。プロゲーマーは「ゲーム好き」から生み出された仕事であるからだ。

ちなみに「やらなくてはいけない」という精神で頑張っていく習慣を身につけると自分は何がしたいのかがわからなくなってしまうから要注意だ。日頃から学び、どうライフシフトしていくのかを考えることだ。

自分に問いかける

次は自分に問いかける、だ。さっき「やりたいこと」「やれること」「生み出すこと」が重要だといったが、やりたいことがわからない人は多い。

やりたいことを見つけるには自分に問いかけることだ。「自分の人生を悔いのないものにするにはどうすればいいのか」、「現役人生をどのようにして終えたのか」といった問いを自分に投げかければ、自分の内側にある想いのようなものが見えてくるようになる。

そうした自分への対話を重ねていく中で、やりたいことに繋がる想いが具体的に浮かび上がってくるだろう。多くの人は「やりたいことってないしなぁ」で終わって、深く考えることは少ないが、やりたいことへのアンテナをとにかく張り続けることだ。

お笑い芸人が面白い話をいくらでもできるのは日頃から面白いネタを探そうとアンテナを張り続けているからだ。アンテナを張り続けると自然と必要な情報が頭に入ってくるようになるんだ。

しかし「思い」とは主観的なものである以上、思い込みや執着の原因にもなってしまう。やりたいことが見つかっても、「これは自分のやりたいことで自分のやり方は正しい」と突き進んでは、客観的、論理的な裏付けを無視したり、他者への理解をしなくなったりする危険性がある。

そうなるとせっかくの機会を逃すことにつながるから、「思い」の質を高めることが必要だ。

MBBで思いの質を高める

次はMBBで思いの質を高める、だ。

自分に問いかけることでやりたいことは見つかるといったが、MBBを実践して思いの質を高めつつ自己管理することが必要になってくる。

MBBとはmanagement by belief の略で、日本語では「信念による経営」「思いのマネジメント」と訳される。

少し堅い話になるがMBBは「共通善」「実践知」「教養」がベースになっている。順番にわかりやすく解説する。

共通善とは多くの人が幸せになるかどうか、という他者への利益に価値観を置いたものだ。この観点があれば多くの人の幸せを実現するもの、すなわち社会にとって必要なものや多くの人が悩む課題を捉えやすくなるだ。

実践知は状況に応じて適切な判断を行い実行する知恵のことだ。実践の中から何が正しいのか、これではダメだと本質を導き出す力とも言えだろう。

教養は幅広い分野の知識や知恵そのものだ。教養は人と出会ったり、読書をしたり、いろんな土地を旅することで知らず知らずのうちに新しいことを学んでいって身につけていくことだろう。

MBBについてまとめると、「教養を身につけて状況に応じた適切な判断を行い、多くの人の幸せを意識しつつ、やりたいことを自分に問いかける」だ。

あなたがユーチューバーたとしたら、「どうやったら視聴者も自分も楽しめる動画が撮れるだろう」を意識して、そのための学習も一緒にする感じだ。

繰り返すが「共通善」「実践知」「教養」の3つの要素によって思いの質を高めることができる。そしてこれこそがlife shift を成功に導いてくれるだろう。

学びのクセをつける

次は学びのクセをつける、だ。

従来だと人生は20代まで勉強ステージ、20から60歳の労働ステージ、60から80歳な余生ステージの3つで構成されていた。

だがこれからは学びの癖をつけて20から80歳も様々なことに挑戦することが重要になってくるだろう。

「もっと時間があればいろいろ学びたいんですけどねぇ」とそんな声が聞こえてきそうですが、「もっと時間があれば」なんてただの言い訳です。そういう人はもっと時間があったところで好きなことしかしない。家事の時間は耳が空いているから音声で学べばいいし、通勤時間は読書すればいい。意味も無くスマホを触っている時間があったり、意味もなくダラダラしている時間もなんだかんだあるだろう。

孫正義さんなどの一流の経営者は経営しながらでも時間を見つけて常に学び続けている。働いて寝るだけの生活を続けている、本当に時間がない人が仮に存在するのなら今すぐその仕事を辞める、もっとマシな職場なんていくらでもあるし、辞めても意外とどうとでもなる。

学びのクセさえつけてしまえば人生は大きく変えることができる。そして学ぶことだけを目的にしちゃいけない。まず何のために学ぶのか?という理由から考え、どこを目指して学ぶのか、も自分なりに考える。

そして空き時間に学ぶことを意識すれば自然と学びの癖はついていくだろう。

学びの一つに投資を学んでみませんか?給与に次ぐ第2の収入元を確保できれば人生より豊かになるでしょう👇

市場価値を確認する

次は市場価値を確認する、だ。

「会社中心の人生」から「自分中心の人生」とライフシフトのスタートラインに立ち、学びの意識を固めたら市場価値を確認することだ。

市場価値の確認とは客観的なデータに基づいて、自分はいくらで売れるのかを知るということだ。手軽に市場価値が測定できるものの一例だが「ミイダス」というアプリがある。

市場価値測定をする最大のメリットは現在の年収がだいたいどれくらいかを客観的にわかることだ。このサービスであればビジネスでの強みやストレス要因、個性や性格などさまざまな観点から評価を受けることができる。

転職した場合の予想年収までわかるから参考にするといいだろう。

突然「あなたの価値を教えてください」と問われたら困ってしまう人もいるはずだ。明確な答えが出せない人はライフシフトの入り口に立てない。だが明確な答えが出せない人こそlife shift の準備を今すぐスタートさせる必要があるとも言える。

でもこれで自分にはほとんど価値がないって知っちゃったらショックを受ける人も中には出てくるだろうが、ポジティブなやる気を少しでも出すために診断で知った強みを再認識することだ。

転職を検討している方は下記もチェックしてみてください👇

変身資産の棚卸をする

最後は変身資産の棚卸をする、だ。

変身資産とは「人生をライフシフトしながら長期にわたって豊かにエンジョイするための意志と能力」のことだ。

ライフシフトを実現させる力とも呼べるが、自分が持つ変身資産の現在価値を知り、その棚卸をすることで自分に足りないものが見えてくる。

変身資産の要素には「オープンマインド」「知恵」「仲間」「評判」「健康」の5つの要素が挙げられる。

順に解説すると「オープンマインド」は変化を乗り切る意志力を生み出すもので、ポジティブな感情や未来への思い、チャレンジ精神のことだ。

「知恵」は知識だけでなくスキルや経験の幅や教養などだ。

「仲間」は親しい友人やビジネスネットワーク、sns のつながりなどだ。

「評判」は発信力や共感力、独自のコンテンツ。

「健康」は運動、食事、睡眠、心のことだ。

全部が足りてない気がする人は、何もしてこなかった人の中にはそういう人もいるだろう。

だが大した経験をしていないように思っていても冷静に振り返れば、難しい交渉をまとめた経験や、厳しい上司のもとで耐えた経験、時間がない中で何かをやり遂げた経験をしてきた、何かしらの経験を丁寧に洗いだしてみると自分でも気づかなかった変身資産はきっと見つかることだろう。

まとめ

  1. コロナ禍も好機と考えライフシフトする
  2. life shift の鍵は40から50代
  3. 重要なのは、やりたいこと、やれること、生み出すこと
  4. 自分に問いかける
  5. MBBで想いの質を高める
  6. 学びのクセをつける
  7. 市場価値を確認する
  8. 変身資産の棚卸をする

これからの時代は会社に頼り切らないでライフシフトしていくことが重要であり、それは自分に「どう生きていきたいか」を問いかけることから始まる。

みんながみんな会社を辞める必要はないが、少なくとも上司に従ってやるべきことだけをやる人生だと後々後悔することになるだろう。

そうならないためにはとにかく学ぶ癖をつけることが重要で、学びを続けている人こそがより良い人生を送っていける。だからこそ学ぶ習慣のある人は強い言える。

なぜ、学ぶ習慣のある人は強いのか? 未来を広げるライフシフト実践術

新品価格
¥1,650から
(2022/1/28 19:12時点)

タイトルとURLをコピーしました