少し前から森林浴について注目がされてきています。
僕もなんとなく健康によい、という認識しかなかったのですが、
せっかくなので調べてみて、まとめてみました。
自分の勉強にもなるし、
皆様に共有して少しでも役に立てばいいなと思います。
森林浴とは
今から約20年程前に、当時の「林野庁」の提唱で、樹木に接し、
癒しを求める行為として「森林浴」という言葉がうまれました。
森林浴は身体に良いとされており、欧米では「森林浴セラピー」や
「自然療法」として森林浴が実際に医療の現場で実用化されており、
保険が適用される国もあるんだとか。
実際に医療先進国であるドイツでは、森林浴が医療行為として
認められています。
森林浴の効果
森林浴はとても健康的で、次のような効能が期待されています。
- ・ストレスホルモン減少
- ・副交感神経活動が活発
- ・交感神経活動抑制が活発
- ・血圧、脈拍数低下
- ・たんぱく質増加
- ・病気に対する免疫力UP
※森林浴が、何故、身体に健康的なのかも化学的に証明されつつあります。
「リラックス」「癒し」「マイナスイオン」など、
ストレスを和らげたりリラックスできるイメージがあると思います。
一般的にこれらの癒し効果はまとめて森林浴効果と呼ばれています。
また、爽やかな自然の中で深呼吸してみると、
自然ならではの「香り」に気づきませんか?
この不思議な香りには次のような効果が実証されているそう。
- ・「緊張」「うつ」「怒り」「疲労」などのストレス状態の改善
- ・「活気」「活力」などの意欲、エネルギーの回復
- ・「身体の痛み」等の自覚症状の改善
- ・「全体的健康」「心の健康」等の気分の改善
- ・「最高血圧」「最低血圧」の低下、自律神経系の改善
- ・運動による体質改善とリハビリテーション効果
この香りの正体は何なんでしょうか?
効果の秘訣は、フィトンチッド と呼ばれる物質にあり
森林浴をおこなうことで、
人体にリラックス効果があると証明されました。
このリラックス効果の元となる物質が
フィトンチッドであると言われています。
フィトンチッドとは一言で説明すれば「森林の香り」です。
森林の香りと言ってもピンと来ないかもしれませんが、
わかりやすく想像するなら「木の香り」もそうです。
フィトンチッドは、
自由に動き回ることのできない植物が、害虫などの外敵から攻撃や刺激を
受けたり、傷ついた時でも病原菌に感染しないように傷口を殺菌したり、
害虫を寄せ付けない為にフィトンチッドを作りだし、
発散することによって、自らの身を守ります。
フィトンチッドも植物が身につけた生きるための能力の1つです。
樹木にとっては、自分の身を守るためのバリアのようなもので、
まさに生命の神秘といえます。
近年では日本国内でもフィトンチッドがもたらすリラックス効果を活用し、
病気の予防に役立てようとする研究がすすめられています。
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エアロフィットまとめ
都市部に住んでいる皆様は、なかなか森林が少なく森林浴できない、
と思われるかも知れませんが、公園で全然大丈夫です。
代々木公園や新宿御苑など、自然は意外とと都市にもあります。
普段から意識して森林に散歩しに行くことで、ストレスやアレルギーを緩和したり、免疫力を高めたりと体にプラスに働く生活を送ることは可能です。
田舎の人のほうがストレスフリーと聞くのは、田舎のほうが森林が多く、
普段から意識せずとも フィトンチッド の恩恵を受けているからかも知れません。
ストレスの多い現代社会においては、今後ますますフィトンチッドへの関心が高まることは間違いありません。
ぜひ皆さまも森林へ定期的に出かけてみてください。