【大人気書評youtuber】『行動が結果を変えるハック大学式最強の仕事術』/わかりやすく要約

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今回はハック大学のペソさんの著書「行動が結果を変える ハック大学式最強の仕事術」これについて紹介していきたいと思います。

行動が結果を変える ハック大学式 最強の仕事術

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この本、ビジネスで役立つ内容がかなり広い範囲で網羅されてるんですよ。マインドセットや伝え方のノウハウなど基本的なことはもちろん、MECEやロジカルシンキングといった、やや難解なことについてもペソさん流にわかりやすく書いていて、ためになる一冊でした。

この記事を最後まで読めば、あなたもすぐに仕事ができる人なれちゃいます。

付加価値を作り出すことが市場価値を高める

まず1つ目「付加価値を作り出すことが市場価値を高める」という話です。自分の市場価値の上げ方でいろいろありますが、これは読んでいて私が共感した部分だったので紹介していきます。

それは作業ロボットになることは絶対に避けるということです。資料を作成したり、決められた業務をやることで、マインドセットがただの作業になってしまうと途端にあなたの成長は止まります。

そもそも作業とは「決められた手順や方法で与えられた課題を解決するもの」これを指します。つまり作業というのは正解とゴールが決まっていて、いかに正確にゴールにたどり着くかが重要なんです。

もちろん仕事の中でこの作業という部分は多く存在します。例えば決められた手順でデータを正しく入力する、こういった作業は当然ありますよね。しかしここで問題なのが作業をするときに何も考えず、ただの作業者マインドではいけないということです。

この作業者マインドとは簡単に説明すると、決められた手順を決められた方法で与えられた課題を解決するマインドのことです。一見問題ないように見えるんですがこのマインドセットしか持っていないと本当に作業しかできない人になってしまうんです。これが大問題なんです。

例えばもしこの作業者マインドの人が上司に「長年やってきたこの業務のやり方なんだけど、もっと良いやり方を考えてくれ」といった仕事を受けたとします。するとこの人どうなると思いますか?なんにもできなくなってしまうんです。

つまり、市場価値が上がるような付加価値を持っている人は、作業が決まっていない部分、答えが決まっていない仕事を処理する能力がある人のことなんです。

これものすごく共感していて、私の周りでも単純に、時給単価が高い仕事をしている人ほど答えが決まっない仕事ができます。

一方大企業で長く勤めている人でも、ずっと作業者マインドで過ごした人は本当に仕事ができません。こういった人はいざ会社をリストラされたら本当にきつくなると思います。

作業者マインドから抜け出すには

ではこの作業者マインドから抜け出すためにはどうしたらいいのか?2つ方法があります。

作業者マインドから抜け出すための方法の1つ目

1つ目は「インプットに自分の意見を添える」ことです。やり方はとても簡単です。日頃ニュースを読んだり、読書をしたり、映画を見たり、インプットしたときそれに対する自分の考えを持つんです。

ふーんと、ただインプットするのではなくその情報に対してどのような感情を抱くのか?自分ならこうするといった代替案まで考えます。この感情の理由まで言語化できるとなお良いです。

また友人や同僚とそのニュースなど情報について語り合うのも、この作業者マインドから抜け出すためには有効です。

作業者マインドから抜け出すための方法の2つ目

作業者マインドから抜け出すための方法の2つ目は「あらゆる情報にso what(だからなに) why so (それはなぜ)」この2つをぶつけます

まずso what 。これをぶつけることでその情報に対して自分なりの結論を導き出すことができます。

またwhy so 。これは情報に対して自分なりの根拠を導き出すことが出来ます。これを日頃から繰り返すことで、最初はただの点でも徐々に自分の中でつながっていき、あなたなりの考えを生み出す力が養われていきます。

これはあなたの今の仕事が仮に作業ばっかでもいいんです。それに対し何も考えずに仕事をするのだけはやめるようにしましょう。

数字思考という最強の共通言語

2つ目「数字思考という最強の共通言語」という話です。ビジネスの現場でよく聞く「数字に強い」これはどういうことでしょうか?

これは数字と言語を相互に翻訳できる力のことを指します。数字からどういう共通点があるのか、どういう傾向があるかを導き出すことができるのです。

また「経営がうまくいっていない」「新商品は好調」といったストーリーに対して数字で表すにはどのデータを使えばいいか、そのデータをどう見せればいいのがわかるようになります。

数字に強いメリット

では数字に強いメリットは何でしょうか?

まず数字から言語に翻訳できる人は仮説立案が圧倒的に上手くなります。例えばですけど社内の年度別の利益の推移が年々下がっているとします。数字に弱い人はこれを見てただ単に「下がってるな」、これで終わります。

しかし数字に強いとはストーリーを言語化できるんです。「あれ?特に2015年からの下がり幅が大きい。2015年から新たに行っているキャンペーンがうまくいっていないのでは?」といった感じに言語化し、仮説を立てることができるんです。

そして仮説があるからこそ対応策が見えるようになってきます。

今回の例で言うと2015年の利益、売上、コストに分解してみたり、キャンペーンの効果をデータで見たりすることで今後やらなければいけない気づきになるんです。

数字に強いメリットのもう一つは説得力がつくことです。言語から数字に落とし込める人は、プレゼンや説明での説得力が高いんです。

例えば所属している部署で「若い女性層の売上比率を上げる」といったミッションが与えられているとします。上から承諾を得て予算を勝ち取るためには、若い女性をターゲットにするべきだという意識を持ってもらう必要がありますよね。

この言語の部分を数字に変えて若い女性をターゲットにすべき根拠を数字で示すことで説得力が上がるんです。これを定量的に示すとも言います。

例えばプレゼンの時、若い女性の自社商品への興味関心が高まっているという数値データだったり、若い女性顧客を取り込むことで得られる副次的効果といったものを数字が伴ったデータで示します。

そうすることでこの話では客観的なデータをもとに、若い女性を選ぶべきだということを示しているということが伝わるので、相手が納得しやすいんです。

数字思考を身につけるには

ではこの数字思考を身につけて数字に強くなるためにはどうしたらいいでしょうか?

やり方を2つあって、1つ目は会話に数字折り込みます。たとえばあなたなら上司に「あのプロジェクトを順調?」こうやって聞かれた時、何て答えますか?

ここで「順調です」とか「あまりうまくいっていません」と言った人は改善の余地があります。これから変えてみましょう。例えばプロジェクトのうち全部で3ステップの1番目まで完了し、2番目で止まっているなら「3つの工程のうち1までは終わっています」とか「進捗は現在30%です」といったように定量的な数字で回答するようにしましょう。

これだけでもあなたはできる人になります。これは繰り返し練習して習慣づけられればあなたは確実に数字に強くなります。

また数字に強くなるもう一つの方法はフェルミ推定をする癖をつけることです。これをやると圧倒的に数字に強くなります。

このフェルミ推定とは実際に調査するのが難しい数値を少ない手がかりをもとに論理的に推論し、短時間で概算することを言います。

よく外資系の面接で東京都にはタクシーは何台あるかといった一見わかるわけないでしょって思うような問題に対して仮説を基に推定していくんです。一般的には難しいイメージがありますが、普段のトレーニングについてはもっと身近な簡単なことで大丈夫です。

例えば、ランチを食べたお店の1日の売り上げはいくらかとか、新幹線に乗っているときに今日1日で東京から名古屋に移動したのは何人か、など身近な数字を計算してみるんです。

生活の中に数字を組み込めばあなたのを仮説、立案力、説得力というあなただけの武器になります。ぜひ数字に強くなりましょう。

事実と解釈は分ける

3つ目事実と解釈は分けるという話です。

あなたは誰かとコミュニケーションするとき、この事実と解釈を分けることができてますか?これが自然にできている人もいるんですが、案外できていない人も多いです。

しかも驚くことにこれができるかできないかで、その人が有能か無能か一瞬で判断できます。自分もできるので当然あなたがもしできていない場合、相手からもすぐにそう判断されます。いきなり無能と判断されないためにもここでしっかり覚えておきましょう。

それでは事実と解釈について説明していきます。

気温を例に話していくと、「今日の気温は35度」というのが事実で、「今日は暑い」これが解釈です。さすがにわかるでしょうって思いますよね?でもこれができていない人が案外よくいるんですよ。

これを次はビジネスの現場を例に話していきます。

「今日のA社との商談、契約もらえた?」「結構順調です」「順調って事はもう契約もらえたの?」「いやまだです。もう少し考えたいと」「契約してもらえない理由は何だ?」「保守契約の部分が納得いってないみたいで」「保守契約のどの箇所が納得いってないの?」「全体的に考え込んでいました」「保守契約が問題としてそこが ok なら契約はもらえるの?」「大丈夫だと思います」

これどうですか?この部下は全く事実と解釈を分けられてないですよね。この場合、上司は「契約を貰えたか?」「もらえてない場合、何をクリアすれば契約を得られるのか?」この2点の事実を知りたいんです。

しかし、部下は「商談が順調に進んだ」「保守契約について納得いってなさそう」といった解釈だけで答えているんです。これつまり主観か客観かの違いなんです。「契約をもらえた」という事実が客観で、「順調そう」という解釈はあくまで主観的なものなんです。

この主観と客観事実と解釈がごちゃごちゃになったまま相手に伝えると、話は全く進まなくなり、かなり効率が悪いことになります。

あなたがコミュニケーションをとるとき、相手が知りたいのは「事実」なのか「解釈」なのか、また自分がこれから話そうとしていることは「事実」か「解釈」かこれを常に考えるようにしましょう

まとめ

  1. 付加価値を創り出すことが市場価値を高める
  2. 数字思考という最強の共通言語
  3. 事実と解釈は分ける

というお話でした。

この本は「マインドセット」「学ぶ」「考える」「動く」「伝える」「管理する」この6つの章で成り立ってて、項目ごとにたった数ページで完結していて、とても読みやすかったです。

もう気になるところだけ読んでもいいし、図解も多くて読書が苦手な方でも簡単に読めると感じました。特にでペソさんの知識が深い部分、ロジカルシンキングとかロジックツリー、仮説思考のところは私が今まで読んできた本の中では間違いなく一番わかりやすい説明だったと思います。

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