辛い時、悩んだ時、モチベーションをあげたい時に読もう 『人生の勝算』前田祐二【要約】

人生のヒントはこちら

圧倒的な努力あなたはこれできるか?

今回は前田祐二さんの著書「人生の勝算」について紹介していきたいと思います。

人生の勝算 (幻冬舎文庫)

新品価格
¥262から
(2022/1/28 19:23時点)

実は私今までこの本を紹介して来なかったんですが私の中でトップ10ぐらいに入るほどこの本が大好きなんです。自分のモチベーションを上げたいときは必ずこれを読んでるんで、すでに5回くらい読んでるんですが前田祐二さんと言ったらメモの魔力が有名ですよね。

でも私は断然こっちの「人生の勝算」推しです。今すぐあなたにも読んでもらいたいです。

というのもこの前田祐二さんって、メディアとかに良く出ていて、明るくさやかなイケメンって感じがするじゃないですか?そして it 企業の社長で、なんかベンチャー感が出ててチャラチャラしてる人だと思っていたそこのあなた、今すぐこれを選んでください。

前田さんの壮絶な人生と、泥くさい努力がこの本には全て書いてあります。こんなすごすぎる人が同世代にいるんだなって秒でファンになりました。

例えばいくつか前田さんのエピソードを上げていくと8歳で両親を亡くし、お金を稼ぐためにギター1本で路上ライブをしていた、PDCAをぶん回して月10万円稼げるまでにした、就活の自己分析では自分の自己分析のためにノートを30冊以上書いた、外資系の投資銀行に勤めていたときは毎朝4時半から5時に出社、休みなくほぼ毎日働き結果、トップ営業マン。通勤のための自転車のサドルが盗まれた時、立ちこぎで走るとその分スピードが出て5分早く会社へ着くから仕事が5分を多くできることが分かり、そのままサドルなしの自転車で1年間通勤していた。

もう前田祐二、クレイジーすぎませんか?このように私がこの本から感銘を受けたところは山ほどあるんですが、その中でも前田さんこれは伝えればならないと思うところを3つ絞ってお伝えしていきます。

ビジネスは絆

1ビジネスは絆だという話です。前田さんはもの心ついた時から父親がおらず、小学校2年生の時、8歳で母親も亡くしてしまいます。そこからは10歳年の離れたお兄さんと親戚の家を転々としながら過ごして、おにいさんと2人で暮らしていたんです。

この時お兄さんもまだ18歳ですから相当な苦労されたと思います。この両親がいないことやお金がないこと、こういったことでホントに苦労するんです。

周りは塾に行っていて自分が知らないことを知っている子がいる。こういった境遇からまず前田さんは世の中に不信感を持つようになるんです。先天的な環境で全てが決まってしまうのは嫌だ、絶対努力して見返してやる。

これがもうですね前田さんのモチベーションの根源になっているんです。前田さんは自分の不遇な運命を変えるためにお金を稼ぐことを考えるんです。しかし8歳の子供なんてどこも雇ってくれるはずがありません。

そんなとき親戚のお兄ちゃんからギターをもらって路上でストリートライブをして稼ぐ事を始めるんです。ギターを練習して歌を練習して、最初はオリジナルの曲を作って地元の葛飾区とか足立区でライブをします。

しかしお客さんはほとんど立ち止まってくれませんでした。そこで8歳の前田少年は必死に考えるんです。そして「未知より既知」という仮説を立てます。

みすぼらしい少年が知らない曲やっていても誰も近寄ってはこない、それなら音楽という分野において新しく触れる未知のコンテンツではなく、どこかで気聞いたことのあるコンテンツの方がみんなは聞きたいんじゃないか?こうやって考えるんです。

そこからは当時流行っていたアーティストの曲をひたすら練習して、カバー曲を路上ライブで歌うことにしました。すると少しずつお客さんは増えるようになります。

しかしそれでも初月の売り上げは500円ちょっと。カバー曲にしたからといって、そう簡単にはうまくいきません。

そしてまたここで仮説を立てます。「葛飾区の人は他人にお金を恵むほど余裕がないのではないか?」というものでした。そこからは稼いだ500円を持って、電車に乗って港区白金に移動します。

これはお金持ちが多そうだと考えての行動です。白金で当時流行っていたユズやジュークのカバー曲を歌ってみましたが今度は逆に白金ではお客さんが立ち止まらないという壁にぶち当たります。

そして町行く人を観察してみると雰囲気が少し違うことに気づきます。白金には綺麗な大人の女性が多いことに気付くんです。そこで彼女たちが必ず知っていて、好きな確率が高い名曲を覚えて、松田聖子、テレサテン、美空ひばりなどを歌うことにしたんです。

すると小学生でそんな古い曲を知っていることに驚いた人が興味を持ってくれ、だんだんと人が増え路上ライブでお金を稼ぐことができるようになったんです。ここからさらに工夫を重ねて、半年後には月10万ほどのお金がギターで入るようになりました。

どうですか?これ言っときますけど8才ですよ?仮説の立て方と行動力、もう私は読んでいて頭が上がらなかったです。

そしてこれはただの前田さんの苦労話ではなく、ある学びになってます。それが絆の大切さです。

あるとき前田さんが赤いスイートピーを歌った後に40代の女性から、「白いパラソルって知ってる?」と曲のリクエストをされたことがありました。そこで前田少年はこう答えます。「今日は歌えないのですが、来週の水曜の同じ時間にもう一度この場所に来てもらってもいいですか?」そう言って次回の約束を取りつけたんです。

そして約束の日に1週間一生懸命練習した白いパラソルをその女性の前で歌ったんです。そうするとその女性はギターケースに一万円を払ってくれたんです。1万円ってすごいですよね。

これには一つの学びが隠されています。それはストーリー性です。この前田少年が歌う白いパラソルはこの女性にとっては特別なものになったんです。前田少年が自分のためにこの1週間必死で練習してくれた、どこで曲を覚えたんだろうか、楽譜はどうしたんだろう、きっとお金もないだろうに、こういった共感のストーリー発生していてそこに1万円という価値が発生したんです。

これがもしその場でただリクエストに応えていたら1万円という価値は絶対に発生していないんです。歌がうまいとかそういうことではなくて、ストーリーに価値を持たせることで、人との絆が生まれるということに前田さんはここで気づいたんです。

そしてこの絆というのが集まったものがコミュニティであり、絶対に欠かすことはできません。これはビジネスにおいて基礎となる部分なんです。

人は良いと思ったもの、価値があるものにお金を払いますから、売上や収益は人がどれだけの価値を感じたかを表す指標になります。つまり自らのビジネスの周辺にどれだけ濃い絆とコミュニティを形成できるかがビジネスの成功を語る上で決して無視できない要素なんです。

そしてこのコミュニティーづくりを成功させるためには、先天的な要因はほとんど関係がありません。コミュニティの成功に影響を与える要因は後天的な努力の絶対量なんです。

つまり正しい方法で圧倒的な努力を重ねればビジネスでは成功することに気づくんです。

これどうですか?8歳でこれを学んでるんですよ?「8歳で両親を亡くして、貧乏で悔しいを思いをした。なんで平等じゃないんだ。こんな世の中絶対おかしいんじゃないか。自分が変えてやる」これが前田さんの最大のモチベーションになっているんです。

そして前田さんのサービスであるショールームはこういったことが反映されている仕組みにもなってるんです。

見極めてから掘れ

2つめ見極めてから掘れという話です。

前田さんは世の中の課題のすべてはだいたいモチベーションで解決できると言っています。

小学生時代ギター1本で稼いだ時も、外資の証券会社で働いてトップの営業成績を出した時も、ショールームを立ち上げた時もこのモチベーション一つで乗り切ってます。

そして大きな成果を出すために必要なことは見極めたんです。例えば宝が出る鉱山を掘って宝石を割り当てるレースがあるとします。この宝が達成したい目標です。

ここでほとんどの人が山の端からスコップでコツコツと降り始めます。そして降り始めると仕事をしている感じだけきちんと味わい、思考停止になってそのままひたすら掘り続けます。

しかしだんたん疲れてきて、「もしかしたらここには宝がないのかもしれない」こういった不安が頭をちらつき、途中で挫折をしてしまうんです。

しかし前田さんの場合は違います。まずは宝がこの大きな鉱山のどこに埋まっているか、どうのようにしたら効率的に解くことができるのかを全力で考えて仮説を立てることにエネルギーを注ぎます。

山の麓に住むの長老にヒアリングをしたり、実際に採掘できた地元の人に会ってみたり、ありとあらゆる手段を使って効率的な採掘手段はないかと仮説を立てるんです。

そして鉱山の aから z の採掘地点のうち cとdに宝が埋まっている可能性が高いと分かると他の地点は全て捨ててc と d を掘るのに全力を注ぎます。このポイントを探し当てることが見極めなんです。

そして見極めたとはひたすら掘るだけです。確かにギター1本で稼いだ話の時も仮説を立ててからこれやってますよね。これがビジネスのPDCAサイクルであり、基本中の基本だと前田さんは言っています。

モチベーションが高まらない人の多くはこの見極めの時点でどうしても甘くなっていることが多いです。

人生のコンパスを持つ

3つ目、人生のコンパスを持つという話です。あなたが幸福になるために何よりも重要なのがこの人生のコンパスです。

このコンパスとは自分の人生の中で何が一番大切かといった価値観のことです。これは前田さんのお兄さんの話で説明をしていきます。

前田さんのお兄さんのコンパスは家族です。お兄さんは結婚していて子供が二人います。そして仕事をを午前中で終わらせて、午後の早い時間に家に戻り、子供を風呂に入れたり一緒にゲームをしたり公園で遊んだりして過ごします。

このようにお兄さんは自分の人生のコンパスを家族と決めているんです。他のどんなことよりも家族に時間を使うこと、家族を大事にすることに決めていて前田さんが物心ついて兄と毎日公園で遊んだよな、そんな昔からすでにお兄さんは決めていたんです。

一方、前田さんは1日のほとんどの時間仕事に明け暮れている人生を選んでますよね。

これあなたはどちらの方が憧れますか?これはどっちが上とか下ではないんです。家族というコンパスのお兄さんと、不平等な世界を変えるためにひたすら働くという前田さんのコンパス。

これ何が自分の人生において最重要であるか、幸福の価値観って人それぞれなんです。だから上も下もないんですよね。

そして最も不幸なことは自分の価値観というコンパスを持っていないということなんです。だからこそモチベーションなんて生まれませんし、コンパスを持たないがゆえに、誰かをうらやましがったり、隣の芝生が青く見えてしまうんです。

これどう考えますか?私は一番これを考えさせられました。あなたのコンパスは何ですか?

まとめ

  1. ビジネスは絆
  2. 見極めて掘れ
  3. 人生のコンパス

という話でした。どうでしたか?正直この記事では伝えきれないほど前田さんの人生は壮絶であり、それを乗り越えるための泥くさい努力がさらに壮絶なんです。

私この本読むと「あー自分ももっと頑張んなきゃな」っていつも思わせてもらってるんですよね。下記にリンク貼っておくので、よかったらポチってください。

人生の勝算 (幻冬舎文庫)

新品価格
¥262から
(2022/1/28 19:23時点)

タイトルとURLをコピーしました