皆様、1日3食、しっかり食べてますか?
実は「1日3食が理想である」という考え方には、
科学的根拠が全くありません。
それどころか1日3食は多くの成人にとって、
悪影響を及ぼす可能性が高いそうです。
本書の結論から言うと、1日16時間の空腹時間を設けることが、
最適な食事術であることが述べられてます。
具体的に、どういうことなのか見ていきましょう。
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1日3食が間違いである理由
まず、なぜ1日3食がダメなのか、ということですが、
1回食事を摂ると、胃の中に平均2時間~3時間滞在します。
胃から小腸に送られた食べ物は、小腸で5時間~8時間分解され、
さらに大腸では15時間~20時間もとどまるんです。
従って、1日3食の食事では、
胃腸に休むことなく消化活動をさせてしまうことになってしまいます。
つまり
胃腸に365日24時間超絶ブラック労働を強いているのと
同じことなのです。
そして胃の疲弊は、胸やけ、胃もたれ、食欲不振に繋がりますし、
肌や髪の老化の原因になります。
さらに、腸内環境が悪化すると、免疫力の低下を通して、
風邪や肺炎の感染症にかかりやすくなるとともに、
アレルギーやがんを誘発しやすくなってしまう。
だから人間に休息が必要のように、胃腸などの臓器にもまとまった休息を
与えることが非常に重要なんです。
臓器に休息を与えよう
ではどれくらいの時間臓器を休ませればよいのか、ですが、
結論としては1日16時間の空腹時間を作ればOKです。
毎日でなくとも週に1回だけでも16時間のまとまった休息時間をとれば、
内臓を十分に休ませることができます。
これにより、内臓の疲れがリセットされると下痢や便秘、
アレルギーなど体調不良も改善されるはずです。
また空腹で栄養が一時的に足りなくなると、活性酸素と呼ばれる、
ほかの物質を酸化させる物質の力が弱まり、細胞の老化や病気を
予防することができます。
最後に食事を食べてから10時間後に脂肪の分解が始まります。
空腹時間が長ければ長いほど、
余計な脂肪が減ってダイエットになりますし、
血液中の糖が減り、血流が良くなり、高血圧も改善されます。
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空腹時の最大のメリット オートファジー
そして何と言っても
空腹の最大のメリットはオートファジーにあります。
オートファジーとはノーベル賞級の発見で、
細胞内で古くなったタンパク質が除去され、新しいものに作り替えられる
仕組みのことです。
簡単に言うと、細胞に掃除機をかけて浄化してくれるみたいなものです。
空腹状態を作ると、このオートファジーが活化して、がんや糖尿病アルツハイマー型認知症感染症予防に加え、肌や筋肉などの老化防止に効果があると考えられています。
つまり、健康や若さを維持するためにオートファジーがもたらしてくれる
恩恵は計り知れないわけです。
でも16時間も断食するのは難しいと思いませんか?
簡単にできるテクニックがあるのでご紹介します。
断食を簡単に行うテクニック
睡眠時間も含めて、その前後に空腹時間を組み込むことで
簡単に16時間断食を行うことができます。
具体的には昼食と夕食を12時から20時の8時間のうちに済ませてしまって、
残りの16時間で何も食べなければ、十分な空腹時間を取れるようになります。
とは言え、おなかが空いてしまうという方もいるかと思います。
そんなときに重宝するのが、ナッツ類です。
ナッツに含まれる不飽和脂肪酸がオートファジーを活性化させる働きがある
ので、どうしても空腹が我慢できないときは、
ナッツで飢えを凌ぐようにしましょう。
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断食を行う上での注意点
最後に注意点を2点お話します。
1つめ
昼食と夕食はがっつり食べていい。
まずはこの習慣を続けることが大切なので、
16時間ルールさえ守れていれば、その他の食事でがっつり食べていても
そこまで太ることはないですし、とりあえずはOKです。
2つめは
成長期の子供や、運動を激しくする人は行う必要がない、ということです。
ある程度、筋肉について勉強したことがある方は分かるかと思いますが、
筋トレした日に同時に断食すると、筋肉が衰えてしまう可能性が
十分にあるのでしっかり食事を摂ったほうがいいですし、
筋トレ前後でプロテインを飲んだり、対策をしましょう。
同じような理由から成長期の学生も、大人になってからこの記事を見返して
是非断食をしてみてください。
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まとめ
- 1日3食だとそれだけで食べ過ぎの可能背があり、様々な体調不良の原因となる。
- それらは16時間の空腹時間を作るだけで解消につながります。
- また、この空腹時間は睡眠時間の前後に何も食べない時間を作ることで無理なく始めることができる。
- とにかく続けることが大事なので、昼食と夕食は特に制限しなくてOK
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