【異例のベストセラー】独学大全|分厚さが800ページの本を要点だけ解説!【20万部突破&東大生協で爆売れしてる本】

人生のヒントはこちら

今回は読書猿さん書かれたたベストセラー「独学大全」について解説します。本書は約800ページという分厚さ、そして税込3000円以上もする高額な本にもか変わらず、なんと20万部以上売れている異例のベストセラーなんでございます。

独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法

新品価格
¥2,495から
(2022/1/28 20:42時点)

その内容は独学大全というタイトルの通り、一人でコツコツとを学ぶための知識を詰め込んだもの。それは誰もが勉強した方がいいということはわかっています。ただやる気は出ないし、時間がないし、継続できないし、本も読むのも遅いし、頭に入らないと独学では1人ではどう学んでいいのか分からず、やたら高額なスクールに入会してお金がなくなる、成果も出ていない。

実は本書はそんなミスを繰り返している人たちに向けた本なんです。むちゃくちゃ分厚い本ですが、意外にとっつきやすいです。むちくんと親父さんっていうかわいいキャラクターの掛け合いもありながら、そもそも学ぶ気力すら起きないぞという方にも寄り添ってくれる内容となってます。

もちろん参考文献の適切な探し方だったり、具体的な数学の学び方なんていう、独学初心者からしたら引いてしまうような内容も書かれているんですが、今回の記事では多くの方々のためになるようにかなり基礎的な部分に絞って独学の基礎中の基礎となる技を55個の中から厳選して4つだけ解説させていただきます。

具体的にはこの4つ一つ目「心が折れない目標を立てるためのワザ 1/100プランニング」二つ目「忙しい生活の中に自然と独学を組み込む技 グレー時間クレンジング」三つ「独学だけじゃなく仕事でも使える集中力を継続させる技 ポモドーロテクニック」そして最後の最後四つ目として著者の読書猿さんの真骨頂である「読書法 速読の技 問読(といどく)」をお伝えして〆る、そんな流れで解説させていただきたいと思います。

心が折れない目標を立てるためのワザ 1/100プランニング

まず1つ目の技「心が折れない目標を立てるためのワザ 1/100プランニング」についてです。

これですね聞いたことある方も多いと思いますが、目標を目の前に心が折れてしまう人が抱える最もありがちな原因は、その目標が大きすぎることです。

目標が大きすぎると心が折れてしまうので分解する必要があるわけですが、その分解する方法を独学のためにより具体的な技に落とし込んでくれているのが「1/100プランニング」なんです。ざっくりでいえば100分の1に細かく分解した目標を立てる、そんな技です。

具体的にどうやって進めるかというと、まずは大きな目標を分解できるように数値・数に変換するところから始めます。

例えばマーケティングの知識を身に付けたいっていう目標だとこれは心が折れやすい大きすぎる目標のままです。なのでそれを数で管理できる目標、マーケティングに関連する300ページの本を読み切るという目標に変換するんです。で300ページという数に変換できたらそれを100分の1に分解します、300ページだったら3ページですね、たった3ページ読むだけだったら10分もかからないでしょう。

例えば毎日3ページだけマーケティングに関する本を読むという分解した目標を立ててあげればいいです。たった10分だけ毎日読書に時間を割くだけで100日後、約3カ月後には300ページという目標を確実に達成できるようになります。

この場合で言えば毎日30ページくらいはいけそうなんで1/10ぐらいの分解でもいいかもしれませんが、とにかく10分の1でも1000分の1でも自分が毎日こなせそうなサイズに分解してあげることが大事です。

いやいやただそれって目標を分解してるだけじゃん、とそう思われるかもしれませんがそのただの分解が強力なんです。だって3か月後までにマーケティングの基礎知識つけといてって言われたらなかなかビビりますよね?ただ3カ月後までにこのマーケティングの本を一冊読んどいてって言われたら気分は楽ですし、さらに3か月間毎日3ページだけこの本読んでみて言われたらめっちゃ気分ラクじゃないですか?

これって結局指示されている内容が一緒なんですよ。ただ分解できているかどうかが違うだけ、それだけで気分が変わってくるんです。たかが気分ですがされど気分です、独学の罠であるやる気が出ない、やる時間がない、継続できないという悩みって実は気分に左右されてしまっている部分が大きいんですよ。

ですので1/100プランニングで分解してみてください。自分の学びたいことを数で管理できる目標に変換する、そしてそれを100分の1、1/1000に割り算して毎日の行動予定に入れる。そうすることできっととてつもなく遠くにあると思っていた目標が急に身近なものに感じられるようになるはずです。

※時間がない人はこちらに登録するのもお勧めです。隙間時間に人生をよりよくしましょう。

2,500冊の本を10分で!本の要約flier(フライヤー)

忙しい生活の中に自然と独学を組み込む技 グレー時間クレンジング

続いて二つ目の技、「忙しい生活の中に自然と独学を組み込む技 グレー時間クレンジング」について。

グレー時間クレンジング、これはグレーな時間、自分の勉強時間として使えるか微妙であるグレーな時間をクレンジングするということを、クレンジングっていうのは化粧落としなんかでもう使われる言葉ですが、浄化する、きれいにするみたいな意味なので、グレーな時間をホワイトな勉強時間に変えていくということを意味しています。

全く意味わからないと思いますので順番に解説させていただきます。

まず独学を始めようとした時、手始めに勉強時間を計画してしまう人が多いと思うんですが、これは危ないです。忙しくて時間が取れない人は結局計画した通りにいかない、計画倒れになってしまいがちです。なので計画よりまず記録です。

まずは自分の時間の使い方のその実態を正確に把握するためにも、正確な行動記録をつけてみましょう。計画より前にまず今の自分の行動記録をつけることが大事なんです。

というのも我々は忙しすぎるとか、起きてる時間は仕事しかしてないよとか言うんですけど、実際にはそんなこともないからです。twitter を眺めたりyoutube を見たり、ランチで何を食べようかなーとか悩んだりと目立たないけど時間を割いちゃってる行動が意外にあるもんなんです。

忙しくないというより、自分が何にどれくらい時間を割いているか正確に把握していないという方がニュアンスとして正しいでしょう。これが問題なんです。

ダイエットがうまくいかず太っちゃう人は、自分がどのくらいのカロリーを摂取しているか正しく把握できてなくて、なんとなくおやつを食べてしまっている、そんなふうに自分の時間を何となくで管理していると、どうにも勉強時間を捻出できないんです。

なのでまず1週間自分の行動記録をみっちり正確にとってみましょう。それだけでも効果があります。食事記録をつけるだけでダイエットがうまくいき出す人がいるように、行動記録をつけるだけで急に勉強時間が確保できるようになることもあります。

いやいや記録をつけるだけではどうにもならないよ、という方をは自分の行動記録を見て、「ブラックの時間」「グレーな時間」「ホワイトな時間」と仕訳けてみてください。

ブラックな時間っていうのは会社で打ち合わせをしている時間とか寝ている時間とか、完全に身も心も拘束されていて勉強時間にこれから変換するということが不可能な時間のことです。

逆にホワイトの時間は完全に自分の自由時間で自分の思い通りにできる時間。そしてその狭間グレーな時間はもしかすると勉強時間にできるかもという時間のことで、着目すべきはこのグレーな時間です。

例えばランチしてる時間とか通勤中に車に乗ってる時、歩いてる時なんかが代表的ですが、行動記録をつけてみると結構をグレーな時間が多いことに気付くはずです。

ホワイトな時間を増やそうと思っても、忙しいビジネスマンであれば簡単にひねり出せるようなものではありませんので、一番やるべきなのはこれらのグレーな時間を学習時間にちょっとずつ変換していくこと。同僚とランチに行かずに一人で本を読むとか、通勤で歩いているときに私のこの記事も含めですが学べるコンテンツで情報収集するとかです。

大事なポイントはもうすでに習慣化している行動を勉強時間に変えていくということです。今の生活で意識しないでも習慣として生まれているようなグレーな時間を勉強時間に変換できると、特に努力してる実感少なめで独学を進められるようになります。

いやいやだけどそういうグレーな時間ほどツイッターもスマホゲームもはかどっちゃうんだよって方は、その行動、「ライバル行動の特徴」に着目してみてください。

本書では自分としてやるべきだと思っている行動、本を読むこととか勉強することなどを「ターゲット行動」、そしてそれを邪魔するような意識しないと無限に行ってしまうようなtwitter とかスマホゲームを「ライバル行動」を呼んでいます。

このライバル行動、私なんかで言えばダントツでツイッターですが、このライバル行動からこそを学ぶことが多い、実は習慣化の秘訣がたくさん隠されているんです。

というのも皆さんもそれぞれハマってしまっているライバル行動を思い浮かべていただきたいんですが、ライバル行動ってなぜか時間を忘れるくらいに集中しちゃうじゃないですか?そのライバル行動の恐ろしい特徴をターゲット行動の方に移植してあげればいいんです。

例えばツイッターで言えば、あんなにずっと見ちゃうのって自分が投稿したら皆さんからの反応があるし、その通知が来たりするから気になっちゃうし、そもそもいつも手元にあるスマホで確認できたからスキマ時間に差し込むのに最適。だから中毒性がやばいです。このやばい中毒性を逆にターゲット行動、やるべき読書に利用してやりましょう。

やはり人間は twitter みたいに誰かからの反応があると承認欲求が満たされて中毒になってしまうものなので、私も読書で得た知見をおこうやってブログとかツイッターで投稿して、皆さんから反応してもらって中毒になろうという狙いがあります。

スマホの中毒性も強いのでスマホにはkindle アプリを入れて、さらにこれから読みたい本をパンパンに入れておいてスキマ時間にはスマホを見ちゃうんですが、ツイッターではなくなるべく kindleを開くようにしています。そのためにtwitter アプリはなるべく見つけにくい場所に、逆に kindle のアプリは開いてすぐのところに置いておく。そうすることによって kindle中毒になるようを仕向けているんです。

つまりまとめると、ライバル行動の中毒性をやるべき行動ターゲット行動に移植するわけです、ぜひやってみてください。イヤイヤ勉強に集中したくてもすぐ○○しちゃうんだよという方は、その○○が持つ中毒性を分析して観ていただいて、それをターゲット行動に移植しちゃうとぜひ実践してみて頂ければと思います。

独学だけじゃなく仕事でも使える集中力を継続させる技 ポモドーロテクニック

続いて三つ目「独学だけじゃなく仕事でも使える集中力を継続させる技 ポモドーロテクニック」についてお伝えします。

このテクニックは私のブログをみていただくくらい情報感度の高い方であればご存知の方も多いと思うんでかなりサラッとだけ触れます。

要は集中して作業を続けたいのであればこんな流れで行ってください。まず25分作業をして5分ミニ休憩を挟む、25分作業5分休憩25分作業5分休憩とこれを4回繰り返した2時間後に30分の大きな休憩を挟む、こんな流れです。

人間の集中力はどうしても1時間2時間と長く続かないもんなんで短いダッシュと休憩を挟むイメージで集中時間を小分けにすると結果的に長く集中力が持続します。これぶっちゃけ会社に出社している時にはやりにくいんですが、私は在宅勤務の時なんかによく使えます。

読書猿さんの読書法

最後に読書猿さん真骨頂「読書法」のお話をさせていただきます。本書では13個の読書の必殺技みたいなのが書かれているんですが、私として結局ここが一番大事だなぁと思ったのは「問読」という技ですね。

これ要は「自分としてこれについて知りたい」「これが私の疑問だ」っていうピンポイントの問いを持ちながら読書しましょう、ということです。

本書はですね確かに情報収集するんだったら本じゃなくてもこういう書評ブログだって何でもいいんだけど、ただ本だけが持つ特徴は絶対知っておこうねというお話が書かれているんです。

そもそも本はですね膨大な情報が書かれているのでその読む人の解釈によっていかようにもそこから学べる内容は変わってしまうものなんです。ただ一方で私が出してるようなこういうブログで言えば、しがないサラリーマンである私が読んだ上での独学大全の話を自分の言葉でしてしまっています。よく言えば一般的なサラリーマン目線で噛み砕いてくれているということになりますが、悪く言えばサラリーマン目線の主観が強すぎるんです。

本はその人の状況とか読み方によって解釈できること、学べることが変化するところ、ここが醍醐味なのにこういう記事だと収集する内容が固定化されてしまうわけです。

自分だけが今直面している状況に合わせた自分だけの問いを持って自分のペースで本に立ち向かうべきなんです。でその問いを持てたらその問を満たせる本を選んで目次からその問いに答えてくれる箇所だけ探して読めばいいと、さらに言えば実はその目次に該当する部分ですら全部読む必要はないんです。

大体の本はその目次の項目に飛んでみると問題の共有から始めて、細い根拠や事例とか挟んで最後に著者としての回答で締める、そんな流れになっています。もう少し具体的に言うと、「こういうことって問題だと思いませんか?」という問題の共有から始めて、「こんな事例があったりするんですよ、やっぱり問題ですよね?」っていういくつかの事例を示して、最後の最後に「私は著者としてこうすべきだと思うんです」っていう回答で締める、本の内容ってこの流れの繰り返しです。

そしてよく見ると著者の本当に伝えたい事っていうのは何度も何度も繰り返し書かれています。なぜならそもそも著者でさえ我々読者が全部一字一句読み切って内容を覚えてくれるとは思ってないからです。

なので本当に伝えたい事だけは何度も何度も繰り返しているんです。つまり本はどこを読めばいいのか、ざっくりで言えばお目当ての目次を見つけたらその項目の中の「最初の段落問題の共有部分」と「最後の段落著者の回答部分を見る」、あとは何度も言っている部分を見つけると、そうすれば著者の方が伝えたいことが効率的にザッと分かります。

そこまで絞ると300ページとか400ページとかある本でも、自分なりの問を満たすために読まなきゃいけない部分って多くても10ページくらいもんなんです。そこをピンポイントで特定できるようにさえできれば、読書が大変というイメージはあなたの中から消えるかと思います。

👇1から本を読まなくても要約がされているのでお勧めのサービスです。

1冊10分 本の要約flier(フライヤー)

とにもかくにもまず自分なりの問を持つことです。問を持たないことには読書が始まりませんし、その本が良書かどうか判断することさえできません。あなたが手に取った本が良書であるかどうかはアマゾンのレビューの星の数ではなく、あなたの問いに答えてくれるかどうかで決まるんです。

すばらしい本であればきっとあなたの問に対して明確な答えを授けてくれるでしょう。

まとめ

ということで今回は読書猿さんが書かれたベストセラー「独学大全」について解説させていただきました。まとめると本書はそのタイトルの通り一人でコツコツと学ぶための知識を詰め込んだものでして、参考文献の適切な探し方だったり、具体的な数学の学び方なんていう高度なテクニックも書かれているんですが、今回の記事では独学の基礎の基礎となる技を4つだけ厳選して解説させていただきました。

一つ目、1/100プランニング。大きな目標を数に変換して細かく割り算をしましょう。

二つ目はグレー時間クレンジング。自分の生活記録をつけてみて調整できそうなグレーな時間があればそこから勉強時間に変えていきましょう。

三つ目はポモドーロテクニック。25分に集中して5分休憩するというのを繰り返しましょう。

そして最後四つ目は速読の技「問読」。問を持って本を選んで、目次を探してさらにピンポイントで答えが書いてある部分だけを特定して読みましょう

そんな話をさせていただきました。

今回ご紹介した本のリンクも貼っておきます。お勧めの本なので気になった方はそちらもぜひチェックしてみてください。

独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法

新品価格
¥2,495から
(2022/1/28 20:42時点)

タイトルとURLをコピーしました