【天才だけやってる!】学習効率が10倍になる方法! 『天才はディープ・プラクティスと1万時間の法則でつくられる』

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天才は学習するときにディーププラクティスを使う。

今回はダニエルコイルさんの著書「天才はディープ・プラクティスと1万時間の法則で作られる」について紹介していきます。

天才はディープ・プラクティスと1万時間の法則でつくられる ミエリン増強で脅威の成長率

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このディーププラクティスなんだか知ってますか?一言でいうと苦労を組み込んだ練習のことです。実際にこのディーププラクティスの効果は通常の10倍ものスキル習得になるとまでこの本に書かれているんです。

10時間で習得するスキルが1時間で済む、そんな方法を知っちゃいましょう。ちなみに世の中で言われている天才はこれを意図せずにやっている人が多いんです。おそらくですが大半の人がこれを知らずに普段学習をしていると思います。

だからこそ身につけたら10倍効率UP!この記事で学んで明日から使っていきましょう。

ミエリンを増やせ

まず一つ目「ミエリンを増やせ」という話です。

このミエリンとは神経系の絶縁体のことです。なぜこれが学習効率に影響を与えるかというと、私たち人間のあらゆるスキルは神経回路に電気信号を伝える神経繊維から成り立っています。

ここでミエリンがめちゃくちゃ役立つんですが、ミエリンは例えば銅線のゴムの絶縁体と同じように、神経線維を覆い電気信号をより強くより速くすることができるんです。

つまりこのミエリンが増えれば増えるほど早く学習することができるんです。そしてこれはあらゆるスキルで共通しています。

野球のプレーも音楽の演奏も勉強もすべてです。このミエリンは人間に共通して存在していて大部分は幼い時に形成されますが、生涯を通じて増やすことも不可能ではありません。

私たちが何か新しい挑戦をする時にこのミエリンを増やせれば、今までの何倍もの効率でスキルが習得できるようになるんです。

一般的に言われているその道のプロ、天才と言われている人たちは、決してミエリンを意識しているわけではありません、ミエリンが増えるような学習方法を見につけているんです。

そしてその学習方法というのがズバリこのディーププラクティスなんです

ディーププラクティスのやり方

二つ目ディーププラクティスのやり方という話です。

結論から言ってしまうと自分の能力よりもやや上のレベルで練習をしてミスを重ねることなんです。

例えばあなたはこういった経験ありませんか?以前あったことがあるけどこの人のことをどうしでも思い出せない、これよくありますよね?

これを誰かに聞いて思い出すとどうなるのか?再び忘れる可能性が高くなります。しかし一方で自力でどうにか思い出すとどうなるか?情報を能動的に覚えるために記憶に深く刻み込まれ忘れにくくなるんです。

これは新たの記憶力が向上したというわけではなく、自力で思い出すということが自然とディーププラクティスになってるんです。あの思い出したくても出てこない感じ、あれが苦労であり、ミスの部分なんです。

ディーププラクティスのコツはあらかじめ決められた範囲内であえて苦労することです。これは練習量が多いとかは関係ありません。じっくりとミスを犯してそれを修正しないといけない状況を経験することが、最もあなたの学習効率を高めて最終的なスキルは飛躍的に上達するんです。

ディーププラクティスの例をもう一つ上げていきます。それはブラジルがなぜサッカー大国になったのかで説明がつきます。

ブラジルはもともとサッカーの強豪国ではありませんでした。しかし1957年のスウェーデンのワールドカップで17歳のペレが活躍したあたりから強豪国になっています。

これが何でなのか結論から言うとブラジルではフットサルが爆発的に広がったからです。広がったのは1936年、雨の日の練習メニューとしてウルグアイのコーチが考え出したのがきっかけです。

フットサルのボールはサッカーボールよりも小さくて重いため、より正確にボールを扱わなければいけないため足先のテクニックが向上します。これサッカーと比べると普段よりやや上の苦労ですよね。

またコートが狭いためすぐに敵に囲まれることから、素早いパス回しやコンビネーションプレーが必要となります。

そして人数も少ないため同じ時間でもサッカーの6倍ボールに触ることになります。つまりフットサルをやることはサッカーよりやや上の難易度を無意識にやることになり、そこでミスを繰り返すことで結果的にサッカーがものすごく上達したということなんです。

このようにディーププラクティスの効果は冒頭にも言いましたが習得スピードが10倍にまでなるという結果が出てるんです。

当然ブラジルの人もフットサルがディーププラクティスになっているなんて思って取り入れたわけではありません。たまたま芝の少ないブラジルではどんな場所でも試合することができるのがフットサルだから広まっただけであって、それは偶然なんですよ。

ディーププラクティスのルール

最後3つ目ディーププラクティスのルールという話です。

ここまででリーププラクティスの凄さは十分分かったけど具体的にどうやればいいのという方、安心してください。しっかり説明していきます。

ディーププラクティスをやるためには3つのルールが必要です。

それは

  1. チャンクアップ
  2. 繰り返す
  3. 感覚を身につける

という3つです。

チャンクアップ

まず1つ目のチャンクアップというのは、全体像を把握してから絞り込んでいくことです。

あなたがこれから学習したい事の全体をまず一つの大きな塊として見てみましょう。次にできるだけ細い塊としてみていきます。そして最後に時間を計りながらスピードを落としていきます。

例えば何かの楽器で1曲弾けることを目指すとします、これが全体です。次にそれを a メロ b メロサビ間奏に分類していきます、これが細い塊ってことです。さらに1つずつ速くなくてもいいからゆっくりとを学習していくイメージです。a メロだったら a メロを何度も練習するんです。

この手順でやることで何度も1曲通して学習するよもミエリンが増え、学習効率が上がるんです。

繰り返す

ディーププラクティスのルールの2つ目は「繰り返す」です。

スキルを習得するためには考えたり想像するよりも、その動きを実行し、神経線維に信号を送り、ミスを修正してミエリンを増やすのが最も効果的です。

どんなスキルだってやらなければ消滅していき、わずか30日間やらないだけでミエリンは減っていくのが分かっています。これはとりわけ年齢を重ねるにつれて毎日の練習が重要になるのはそのためです。

80代まで演奏を続けたピアノの巨匠ウラディミールホロヴィッツはこう語っています「1日練習をさぼれば自分が気づく。2日サボれば妻が気付く。3日サボれば世界が気づく」

この世界が気づくってなんかカッコいい言葉ですよね。このように繰り返すことは重要なんです。

しかし1日の中でディーププラクティスには限界があります。世界レベルの天才と言えどもそれは1日3時間から5時間と言われているんです。

よく有名な選手の練習時間を聞くと1日2時間だけとか案外少ないなってことありますよね?あれは毎日ディーププラクティスをやっているから、その時間でも世界と戦っていけるって事なんです。

私も含めてですが普通の人は、例えば野球の練習で毎日100回素振りをすると決めて数をこなします。これを続けられるだけでも凄いですが、天才はそれを20回と決めて一振り一振りミスを考えて1回ごとに修正しているんです。

それが結果的に200回やみくもにバットを振った人と同じスキルの習得になっている。だから天才のスキルはどんどん伸びてき、一生かけても勝てないと私たちは感じることがあるんです。

このディーププラクティスを知らないだけでかなり大損ですよね。

感覚を身につける

ディーププラクティスのルールの3つ目は「感覚を身につける」です。

ミエリンというのはとにかく目立ちません。だから練習したからといって「ミエリンが増えてる」こうやって感知することは不可能です。

ですが新たなスキルを身につけるときに取得する2次的な感覚は感じることができます。

一例を挙げていくと、「注意」「つながる」「緊張」「ミス」「瀬戸際」「覚醒する」という感覚です。

この感覚こそをディーププラクティスがしっかりできている感覚です。

まとめ

  1. ミエリンを増やせ
  2. ディーププラクティスのやり方
  3. ディーププラクティスのルール

おそらくですがあなたも今までこの ディーププラクティスが無意識にできていたことがあるんじゃないですかね?いつもよりものすごく上達した、急にできることが増えた、それがどういった経験だったのかもう一度思い出してみるとこのディーププラクティスのコツがつかめると思います。

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