ゼロ秒思考|生産性が数十倍になるメモの方法【要約/赤羽雄二】

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今回は東京大学卒業後、
マッキンゼーという会社で120人以上の人材教育を行ってきた、
赤羽雄二さんの「0秒思考」という本を解説していきます。

ゼロ秒思考

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いきなりですが、いつも同じようなことで悩んだり、一生懸命悩んだり、
考えたりしているのに結局考えがまとまらないということはないですか?

実は人間の脳というのは同時に
3つ以上のことを考えることができない。

だから、考えたり思いついたことは
メモしておかないとすぐに忘れてしまうんだ。

まるでゲームのデータをセーブするようにだ。

今回の記事を見れば、0秒で考えをまとめて、
すぐに効率的な行動がとれるようになるだろう。

できる人は即断即決する

1つ目は、できる人は即断即決する、だ。

何か重要な決断をしなければならないときに、
「ちょっと考えます」といって1日、1週間、とかける人がいるだろう。

とにかく時間をかければ深みのある答えが出てくると
考えているのかも知れないが、そんなことはない。

確かに時間をかけて考えれば、
考えた気になれるし、仕事をした気分にもなる。

だが、ほとんどの場合それはただ決断を先延ばしにしているだけだ。

夏休み中に宿題のことを考えるののは、
夏休みの最終日付近なのと同じように、
時間に余裕があればあるほど人間は怠けてしまう。

つまり、時間があればあるほどいい決断ができる訳ではないんだ。

自分は生まれつき優柔不断だ、
即決できないと思う人もいるかもしれないが、

人類は昔、ライオンと戦うときに、戦う、逃げる、
仲間を呼ぶなど瞬時に対応してきた。

人間は誰しも素晴らしい判断力と思考力、行動力がある。

あなたにも即断即決できる。

じゃあなぜすぐに決められないかというと、
これまでそのことについて考えてこなかったからだ。

例えば女の子とデートに行って
どこのレストランで食事するのか迷うのは、

今までどこがおいしいレストランなのか調べたり、
考えてこなかったからだ。

普段から考えておけば即断即決だ。

ここで言いたいのは、即断即決できるのは人間性でなく、

むしろ普段からこの問題について考えていたかどうか、
しっかり調べていたかどうかで決まる。

考えていることをメモに書けば頭が整理される

2つ目は、考えていることをメモに書けば頭が整理される 、だ。

悩み事、今考えていること、疑問に思っていること、
どれだけ頭の中で考えても堂々巡りだ。

そんな時は、その考えを1分で紙に書き出すんだ。

これがこの本は伝えたいメインテーマだ。

今考えていることを頑張って言葉にしてみるんだ。

浮かんだ言葉を紙に書き出してみる。なんでもいい。

例えば、どうやったら出世できるか、とか
なんであの友達が嫌いなのかでもいい。

心の中に留めておかないで、書いてみる。

この時のポイントは、
人の名前も欲望も、汚い言葉もなりふり構わず、
本心のままに書くんだ。

嫌なことだとしても紙に書き出すことで
意外とすっきりして前向きになれる。

こんなことまで書いていいのか、と戸惑うこともあると思うが、
誰に見せる訳でもないから、好き勝手書けばいい。

気分が悪くイライラしているのに、
それをアウトプットできないとイライラが溜まり、
どんどん心が重くなっていくだけだ。

悩み事以外でもOKだ。

書き留める際に言葉を選ぼうとし過ぎると思考が止まってしまうから、
浮かんだ言葉を深く考えずに次々と考えていくことだ。

悪いことを書き出すと本当にすっきりするし、
悩み事をかけば突破口が見えたりすることもある。

騙されたと思ってやってみてほしい。

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とにかくメモを取る

3つ目はとにかくメモをとる、だ。

メモ書きは、こわばった頭をほぐす柔軟体操であり、
頭を鍛える手軽な練習方法だ。

頭に浮かぶ疑問、アイディアを即座に書き留めることによって、
頭がどんどん動くようになり、気持ちも整理される。

ちなみに1分で書き出すと先ほど言ったが、なぜ1分なのかというと、
1分という制約の中で
素早く迷わず直観に従って書くからこそ本心が出てくるんだ。

だから深く考えずにポンポン書いていくといいだろう。

メモの内容を深堀していく

4つ目はメモの内容を深堀していく、だ。

例えば、
「なんで好きな人に思いを伝えられないのか」というテーマで
出てきた項目が「フラれるのが怖いから」

というものだった場合は、項目をタイトルにして
次は「なんでフラれるのが怖いのか?」

というテーマで書き出してみるんだ。

そうすると核心的な答えが出てくるだろう。

「嫌われたくないから」とか
「声をかけるのは迷惑かもしれないから」とか、
いろいろ答えが出てくるだろう。

そうやって自分自身を知ることができるようになると、
自分が何に悩んでいて、今から何をすべきなのかが
はっきりわかってすっきりするはずだ。

メモを書くことに慣れてきたら、
20字から30字程度書くことをお勧めする。

そのくらいあれば具体性があって十分な内容になる。

こんな風に自分から出てきた答えに対して「なぜ?なぜ?なぜ?」と
問い続けることで自分の本質を知ることができる。

このメモの仕方はとても効果的だから是非とも習得してほしい。

騙されたと思ってやると人生変わる。

この世の中、自分のことを知らないひとが多すぎる。

メモを使ってまずは自分を理解していけば、
何かあってもすぐに自分の価値観を見失わずに
決断できるようになるだろう。

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パソコンではなく紙に書く

最後はパソコンではなく、紙に書く、だ。

メモは紙に書くべきだ。

スマホだとSNSの誘惑に流されやすいし、
パソコンは立ち上げないと書くことができない。

何より図やイメージを書く時は紙に書いた方が手っ取り早い。

また書いたメモは保存して見返すとよい。

そうしないと人間はまた次の日に
長時間かけて同じことを考えちゃうからな。


まとめ

・優柔不断で悩むのは普段から考えてないから

・優れた経営者が即断即決できるのは普段から考えているから

・メモをとると頭を整理することができる

・悪いことを書き出すとすっきりする

・1分以内で書き出すこと

・メモの内容を深堀していく

・日ごろからメモを取って考えていれば、すぐに行動することができる

・書いたメモは残しておき、たまに見返す

これを実行することで、自分は本当はこんなことを思っていたのか、
と知ることができるし、悩みがすっきりするはずだ。

きっちりメモを取ると続けられないので、
1分で殴り書きすることを忘れずにやってみてほしい。

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